私がなぜ特定のエアラインばかり手配したがるか
こんにちは。
だいぶご無沙汰してしまいました。
手配の数が多くて、本業のはずの更新ができなくなってきてしまいました。
ですのでどうも真剣な話が多くなってしまってすみません(笑)。
さて、今回は次号から連載予定のヤンゴンプレス「バガン通信」の伏線なのですが、ミャンマー国内線の機材をすべて調べてみました(マニアックすぎ 笑)。航空会社の予約課はこんなこともおそらく知らないでしょう。
まずはご覧ください。とある日の国内線の全便の運航データです。
※EMB:ブラジル製エンブラエル / ATR: エアバス系ATR72-500,600
※AIR BAGANは2015年8月現在機材点検のために全便運航を取りやめています。
便名(機体番号) | 機材 | 経年数 |
MYANMA AIRWAYS | ||
UB-101/2 XY-AGP | EMB | 7.6 |
UB-111/2 XY-AGP | EMB | 7.6 |
UB-305/6 XY-AGQ | EMB | 6.8 |
UB-301/2 XY-AGQ | EMB | 6.8 |
UB-203/4 XY-AGQ | EMB | 6.8 |
UB-501/404 XY-AEZ | ATR | 19.4 |
UB-209/210 XY-AIA | ATR | 21.1 |
UB-119/120 XY-AIA | ATR | 21.1 |
UB-117/8 XY-AJN | ATR | 7.4 |
UB-106/7 XY-AJN | ATR | 7.4 |
AIR KBZ | ||
K7-222/3 XY-AJJ | ATR | 2.3 |
K7-844/5 XY-AJJ | ATR | 2.3 |
K7-234/5 XY-AMA | ATR | 1.0 |
K7-442/3 XY-AMA | ATR | 1.0 |
K7-236/7 XY-AMA | ATR | 1.0 |
K7-255/6 XY-AJT | ATR | 14.4 |
K7-622/3 XY-AJT | ATR | 14.4 |
K7-602/3 XY-AJW | ATR | 0.7 |
K7-806/7 XY-AIW | ATR | 16.6 |
K7-206/7 XY-AIW | ATR | 16.6 |
K7-248/9 XY-AIY | ATR | 17.4 |
K7-828/9 XY-AIY | ATR | 17.4 |
YANGON AIRWAYS | ||
YH-917/8 XY-AIM | ATR | 19.4 |
YH-737/8 XY-AIM | ATR | 19.4 |
YH-826/7 XY-AIN | ATR | 19.3 |
ASIAN WINGS | ||
YJ-143/4 XY-AIU | ATR | 17.2 |
YJ-201/2 XY-AIS | ATR | 15.7 |
YJ-751/2 XY-AIS | ATR | 15.7 |
MANN YADANARPON | ||
7Y-413/4 XY-AJP | ATR | 1.5 |
7Y-241 XY-AJP | ATR | 1.5 |
AIR MANDALAY | ||
6T-451/2 XY-ALD | EMB | 17.4 |
6T-611/2 XY-ALD | EMB | 17.4 |
6T-707/8 XY-ALE | EMB | 16.9 |
羅列してあるだけなので分かりにくいと思いますが、新しい機材を使っているのはエアカンボーザとマンヤダナーポン航空のみです。エンブラエルは新しいものは良いですが、古いものは問題が多く指摘されています。
ATRは2005年あたりから発注数が多くなり量産体制に入りました。またそれ以降技術的にも格段の進歩を見せていて経年数が10年未満のものはそれ以降のものと思われます。
たとえば滑走路まで有視界15mでも安全に着陸が可能になるなど、それまでとはだいぶ違うようです。
機材だけみると見た目も変わりませんし、「ああ、なんかシートがくたびれてるなあ」程度にしか感じませんが、機齢20年以上で飛行機の寿命という専門家もいますし、安全性はやっぱり新しい方が良いですよね。
事故は防げるものであれば、パイロットの精神面と対応能力にかかると思いますが、それも機材の故障に誘発されることが多いのだと思います。
私がお客さんの航空券を手配するときは、消去法になってますがやっぱり新しい機材を保有するエアラインが安心感がありますよね。