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~バガン便り~

バガンに本社がある旅行屋のブログ

空の安全を確保するということ

ミャンマー国内線

こんにちは。

今年も年の瀬が近づいてまいりましたが、私の会社では年末年始、恒例となったヤンゴン・バガン両空港でのチェックインアシストを行います。これはただ単に、日本語対応の係員を配置して、搭乗客が問題なく搭乗手続きを終えられているかを確認する業務なのですが、遅延の際や、お客さんが乗り遅れそうになった際の緊急対応がいちばんの目的です。

 

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他国ではそのようなときに航空会社職員がきちんと対処してくれることが多いのですが、ミャンマーではまだまだひどい対応があり、私自身びっくりするようなケースを見てきました。それで、自分のお客さんにそんなことが起こったら大変だから、それなら繁忙期ぐらい係員を置こうと思ったわけです。

 

機材の収容人数の半分近くをサラトラベルの発券搭乗客で占めることが年間で計10フライトぐらいあります。ありがたいことに発券枚数が非常に多く、日本人観光客のミャンマー国内線販売としてはかなりのシェアを頂いているようです。
私自身ミャンマー国内線には1年で30回以上搭乗しますし、もともと手配マニアですので(笑)、残り1席のフライトを確保するとか、満席になってどうやってお客さんを移動させるか、といったことは得意です。

 

日本人観光客の場合、欧米人と異なり旅行期間が短いので、ヤンゴン1日→バガン1日→インレー1日→ヤンゴンなどというタイトな旅程でまわられる方もけっこういらっしゃって、手配を承るのが航空券の手配だけだとしても、旅程管理にも気を使います。ですので、例えばバガン→インレー(ヘーホー)が大幅な遅延(事前変更)となった場合には、お客さんに報告する前に航空会社と交渉して、早い代替便を確保したりします。または、遅延が多い便は手配自体避け、なるべく安定したフライトで最初から予約します。

 

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そんな私にとって心苦しい点は、安心して手配できる航空会社が少ないということです。
まず、またはっきり言ってしまいますが、多くの国内線航空会社は【搭乗率が低ければキャンセルするかスキップするのは普通】→【穴埋めするために、時刻を大幅に変更することはやむを得ない】と考えていることです。そのため、すべての航空会社は搭乗時刻を1時間前(チェックインカウンタークローズは30分前)と定めていますが、これは早くなることもあるという前提があるからです。ちなみに、市バスのように周遊する路線がほとんどなので時間短縮を常に考えていて(定時運航という考えはない)、搭乗予定客が全員チェックインしたら「はい、出発です」となるので搭乗口の近くに早めに待機された方が良いです。

 

私はエアラインには「お客さんはフライトが早くなることは想定してないから、早くすることだけはやめてください」と言っているのですが、それがなくなる傾向にはありません。バガン発でフライト出発を早くして、観光客は皆遺跡観光してるのにどうやって時間伝えるんでしょうかね。あ、グチってしまいました(笑)。

 

その結果、私の会社では残念ながら手配する航空会社が非常に限定されてしまいました。本当でしたら選択肢を増やすためにたくさんのエアラインを扱いたいのですが、以上の理由で現在エアカンボーザ(AIR KBZ)が取れたらそこで決めてしまっています。

これはあくまで消去法でこうなりました。去年多く発券していたマンヤダナーポン航空など「変更変更、また変更」で、リコンファームが大変でした。エアバガンも現在自主運航をしていません。

 

エアカンボーザも、変更がありますが、他よりましです(笑)。
そして、先日機材故障で3時間遅延したのですが、その際ヤンゴンから代替便を回送してきました。つまり、以前は欠航となっていた状況で、他の空いている機材をまわして自社による代替便を確保したということです。これはさすがと思いましたし、保有機材の多いエアカンボーザしかできないのではないでしょうか。

 

あと気になるのは、ネット上の情報で正確ではないものがたくさんあることです。たとえば、「欠航が多くて目的地に移動できない可能性がある」とかいうものです。私の知る限り、突然の欠航で移動できない可能性というのは日本や他国と同じように、天候不良など不可避の状況でしか起こっていないと思います。少なくともエアカンボーザでは起こっていません。

 

他の航空会社で手配できる可能性があるのに、トラブルになるおそれがあるからと手配しないのは旅行会社として非常に心苦しいのですが、やはりこれまでひやひやした経験に基づくといまのところ狭めて手配するしかないという結論に達しています。

 

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最近タイのスコータイに行きましたら、バンコクからのフライト(バンコクエアウェイズ)はがらがらにも関わらず行きも帰りも飛んでいました。スコータイ空港はバンコクエアウェイズ専用空港ですが、「スコータイはやるだけで意義がある」という(?)、同社の心意気が感じられてすごいなと思ったものでした。

 

同じことがこの前ミャンマーでもあって、ヤンゴンからネピドーに行ったとき、復路便(月曜朝のエアカンボーザ)は70人の定員で私を入れても10人にも満たない搭乗客でした。私は、これ他社だったら間違いなく欠航してるよな。と笑っちゃいましたが、手配する側としたらあっぱれで、赤字となっても飛ばすぐらいの気持ちでないと、公共性の高い旅客輸送としてはだめなのではないでしょうか?

 

いずれにしても、ミャンマー国内線の運航計画はころころ変わるので、お客さんの旅行が少しでもより良いものとなるよう安心できる手配を心がけていきたいと思います。

 

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