バガン&ホイアン便り - ミャンマー・ベトナム観光 情報ブログ

ミャンマー&ベトナムにあるサラトラベルの情報発信ブログ

ボラカイ島の閉鎖を審議

その後閉鎖が決定しています。
続報↓

saratravel.hatenablog.com

 

フィリピンにある世界的なビーチリゾート・ボラカイ島の環境保護対策が、フィリピン上院公聴会で議論され、2ヶ月間島を閉鎖することも議題にのぼったということです。

アジアの観光問題を取り扱うTTG ASIAウェブ版でも早速取り上げられていて、「閉鎖となれば、国の産業としてのイメージや雇用、経済の各方面において深刻な悪影響を与える可能性がある」と指摘する声を掲載しています。

ソース:
Two-month closure of Boracay threatens livelihoods, decries trade | TTG Asia

 

f:id:saratravel:20180306162135j:plain



ですが、ボラカイ島もかつては今のミャンマー・ガパリのようにのんびりした田舎のスーパービーチだったわけですが、その後急速に開発が進み、ホテルが林立する一大リゾート地になってしまいました。数年前に上空から写した空撮写真を見たことがありますが、明らかに汚水が沖を流れている色をしていて、ぎょっとしたものです。どのような判断が下るか非常に興味深いところですが、長期的な観点で考えるとどこかで歯止めをかける勇気も必要なのかもしれません。

ちなみに、バガンでも現在ほとんどのパゴダで登楼できなくなっています。今後どうなるか分かりません。あのパゴダの上からの絶景は世界でも稀有なすごい景色なので本当に残念ですが、パゴダは何百人も同時に登るべきものではないと言われたら、確かにその通りなのかもしれません。

余談ですが、中国の西安にある秦の始皇帝陵には、司馬遷が記述した「水銀でできた地下河川」が実際にあると考えられています。ですが、中国当局は、現在の技術でそれを掘り返し、もし貴重な遺産を破壊するなど取り返しのつかない被害を与えてしまったなら、文化遺産に対する重大な損失であり、それよりは何もしない方がよいという結論で、21世紀になっても発掘計画すら立てられていないのです。
この考えはあらゆる資源すべてのことに当てはまるかもしれませんが、日本でも以前白骨温泉の偽装問題などがあったように、利益追求の中に貴重な観光資源を守るという観点がなければ、美しいものはどんどん壊れてしまうような気がしてなりません。

※今回は笑えない話ですみません。。

にほんブログ村 旅行ブログ ミャンマー旅行へ
にほんブログ村