~バガン便り~

バガンにあるサラトラベルの情報発信ブログ

バガンのホテル建設に中止命令

バガン考古学保護地区における340室規模のホテル建設計画に対し、ミャンマー宗教・文化省は遺跡に近すぎるために中止命令を出したと、ミャンマータイムスが報じています。

www.mmtimes.com



ミャットミンカンパニーは、サイタナジーパゴダとチャウンジーニマパゴダの間にこのホテルを建てる許可をマンダレー管区政府から得ているとしていますが、同社は許可を得た以上他官庁の認可が必要だという認識はなかったとしています。はっはっは

が、そんな訳はないでしょう(笑)。ミャットミンといえばフランスの大手ホテルチェーンアコーホテルズと提携し、インレーでノボテルと先日オープンしたばかりの高級ホテルのソフィテルを、まもなくオープン予定のプルマンヤンゴンを既に建設している大手です。バガンで文化省の厳しい認可を得なければ建設ができないこと位は重々承知でしょう。

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こちらがサイタナジーパヤー、この周辺ということになります。



バガンのホテルは現在厳しい状況に置かれています。先日も考古学保護地区にあるすべてのホテルをホテルゾーン4に移設すべきだと発表され、ホテル組合が猛反発する事態になっています。2年ほど前も、ライセンスがないのにゲストハウスや小中規模のホテルがどんどん建築をはじめ、「できました。もうできちゃったから後戻りできません」というスタンスで、新規ライセンスを発行せざるを得ない状況をつくってきました(バガンだけではないようですが)。

ところでサイタナジーというのはバガンの南ニューバガンから更に南下した外れにあります。つまりミャットミン(およびアコー)は、現状で良い場所にホテルがつくれないだろうと読み、しかもホテルゾーン4以外ライセンスが取れなくなることを見越して、辺鄙なところにつくろうとした(している)のではないかと思います。
ついでながらアコーは以前、グループのバジェットホテルブランドであるイビスホテルをオールドバガンからニャウンウーに行く途中(おそらくウェッジ-インあたり)にオープン予定でしたが断念した模様ですので、狙っていたバガンでできなさそうだからと、ずっと模索していたと考えていいでしょう。

ちなみに、ティンガハグループと組んでいるヒルトンホテルも、ミンカバー村裏の土地を持っていて工事を開始したところまでは伝わっていますが、その後完全にストップしているようですので、あまりにも遺跡に近いのでもうまったく再開できないのではないでしょうか?

以上です。
アコーはミャンマーや東南アジアで展開も速く力もあるでしょうから、今回のホテルもOKが出る可能性はあるのかもしれません。ただ、バガン遺跡は広範囲に広がっている“仏塔しか見えない雄大な遺跡”というのが売りですので、もう軍政のときみたいなやり方はやめませんか…。フランスってリベラルな国ですよね、あれっ違いましたっけ(笑)。

あと、この手のニュースの配信が速い共同通信のNNA ASIAが、珍しく取り上げていませんね。何かありますか、この話題?はは

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