タイスマイルが10月24日まで国際線運航を取りやめ
タイ航空のの経営破綻問題に絡み、子会社のタイスマイルは、10月24日まで国際線の運航を取りやめたことが分かりました。運航を予定していたのは以下の路線です。
バンコク(BKK) - 高雄(KHH)
バンコク(BKK) - ガヤ(GAY) - バラナシ(VNS)
バンコク(BKK) - コルカタ(CCU)
バンコク(BKK) - ムンバイ(BOM)
バンコク(BKK) - ペナン(PEN)
バンコク(BKK) - プノンペン(PNH)
バンコク(BKK) - シェムリアップ(REP)
バンコク(BKK) - ビエンチャン(VTE)
バンコク(BKK) - ルアンパバーン(LPQ)
バンコク(BKK) - ヤンゴン(RGN)
なお、当初の予定では、ガヤ線が10月1日から、その他の路線が7月~8月からの運航でした。
また、ミャンマー路線でいえば、ヤンゴン便が10月25日運航再開になりました。これで、タイ航空が7月1日から1便運航を開始、10月25日からタイスマイルと合わせて計3便予定されたことになります。ただ、タイ航空の経営方針によっては今後再変更となる可能性も十分考えられますのでお気をつけください。
■タイスマイル (WE)
バンコク→ヤンゴン
WE303 BKK-RGN 0750/0845 デイリー A320 ※10月25日から運航
WE301 BKK-RGN 0935/1030 デイリー A320 ※10月25日から運航
ヤンゴン→バンコク
WE304 RGN-BKK 0935/1130 デイリー A320 ※10月25日から運航
WE302 RGN-BKK 1120/1315 デイリー A320 ※10月25日から運航
詳細はタイ・スマイル(英語) のサイトにてご確認ください。
ラカイン州の「ナンター島とマユ河口」がラムサール条約“国際的に重要な湿地帯”に登録
ミャンマー・ラカイン州の「ナンター島とマユ河口」がラムサール条約で指定されている“国際的に重要な湿地帯”に国内にある6番目の登録地として登録されました。手つかずの3600㌶の湿地に、貴重な野鳥やウミガメの生息地が広がっており、生態系の保護が求められていました。
©RAMSAR.ORG
www.ramsar.org
しかしこの場所よく見ると、シットウェーの先ですね。これは行けないところですね(笑)。
以前フィリピンのバージンビーチを探していて、スールー諸島のサンタクルース島という島にピンクサンドのビーチがあると知ったのですが、やはり行けないところでした(笑)。
ミャンマー政府は今年ミャウーの世界遺産登録も目指していました(新型コロナで大会開催中止)が、この辺の観光資源化とか好きですね。なんででしょうか。
ヤンゴン空港が新型コロナ対策ガイドラインを発表
ヤンゴン国際空港を運営するヤンゴン・エアロドローム社(YACL)は、5月19日新型コロナウイルス感染防止ガイドラインを策定、公衆衛生上の緊急事態のために一時離着陸が禁止されている国際線の運航再開に先立ち、これを実施するとしています。
※画像:Yangon International Airport
※ソース:
さて、中身をみますと、目を引くのはアメリカのCYCLONE TECHNOLOGY社製の大きな滑走路用の路面洗浄車です。すごいです、よくこんなの導入しましたね。
そしてこの洗浄車を導入するために滑走路の塗装や施設内の不要物の撤去などを行ったと書かれています。また空港スタッフの衛生管理上必要となる設備面を拡張したということです。
ターミナルに関してはさらに細かく項目が規定されていて、日本の航空会社などがうたっている安全対策にあることはほぼ網羅されていますが、利用者側から見て特筆すべき点として「空港に入れるのは航空券所持者か空港関係者のみ」「ターミナル内の噛みたばこの禁止」「空港出入口の縮小」が挙げられます。
ヤンゴン空港のオペレーションディレクターに就任する前は、マカオ空港の管理責任者だったペドロ・カヴェム氏は、「空港の利用者や旅行客、そして空港で働くすべてのスタッフに対し、安心・安全を確保することが我々にとってもっとも重要なことであり、新型コロナ問題に打ち克つために、公衆安全上信頼できる環境づくりに取り組み、国際空港としての責務を果たしていきたい。」と述べています。
ミャンマーは現在入国制限措置がとられていて、国際線の運航は帰国者のための臨時便のみ運航、国内線は通常運航に戻りつつあります。6月から徐々に国際線の運航が再開される予定で、ANA成田線は6月16日から再就航予定となっています。新型コロナの新規感染者も帰国者以外はほぼ抑えられてきましたし、世界銀行も2023年までの長期支援をミャンマーに対して実施すると発表したばかりですので、これから経済再開が加速化していくものと見られます。
■元記事:
バリ島が10月にも入島可能に
インドネシア観光省は、新型コロナウイルスの感染が収束に向かえば、6月から10月の間にバリを含む観光地への観光誘致を再開する方針だと発言しています。またビンタンのあるリアウ諸島やボロブドゥールなどの世界遺産を有するジョグジャカルタも10月を目途に観光再開を目指すとしています。
※ソース:Reuters(英語版)"Tropical Bali looking to reopen to tourists in October - Reuters"
バリ島での新型コロナ感染者数は先週金曜の時点で343人、死者は4人と、インドネシア全体の総数からみるとかなり抑えられているということです。
インドネシアの国際線は、ガルーダインドネシアが成田線などは6月まで運休、関空線は今月から運航再開、インドネシア・エアアジアが5月18日からスラバヤ発のマレーシア路線のみ再開させています。
バリ島周辺は火山活動が活発なエリアで頻繁に噴火などによる影響を受けますが、今回のコロナ禍でも観光客の激減によりダメージは相当大きいでしょう。またバリ島全体の経済の4割を観光産業が占めますので失業率の悪化などが懸念されています。ちょうどベストシーズンに差しかかる時期なだけに残念ですね。
ところで、本日タイ航空が経営破綻し、破産法に基づき再建を図るというニュースがありました。タイ航空は運航は継続すると発表しており、ヤンゴン線などもそのまま表示されています。タイ政府は国際線の乗り入れ禁止を6月末まで延長すると発表したばかりですが、バンコクポストの記事では、制限緩和について現行法に照らし合わせて実施する時間が足りないようなニュアンスに読めました。それはタイ航空の破綻も含まれていたわけですね。自国のフラッグキャリアが運航できない状況なのに外国に開放するなていう国はないですよね。もしかすると、バンコクエアの国際線がまったく未定なのもタイ航空の影響かもしれませんね。
バンコクにあるスワンナブーム空港は、インドシナ周辺諸国にとって非常に影響力の強いハブ空港ですので、なんとか頑張ってほしいものです。
■元記事:
台湾の「安心旅行」の概要が判明!8月からマスクや検温不要の旅行、10月から入国制限緩和へ
新型コロナの早期抑制を実現した台湾ですが、成功モデルとして既に各国から「トラベルバブル」の相手国として候補にあがっていて、たとえばパラオは、近隣諸国以外の旅行者受け入れの第一歩として、台湾からのインバウンドを検討しているというニュースもありました。
台湾の人口は約2400万人ですが、アウトバウンド需要(旅行者数)が1600万人、インバウンド(訪台外客数)が1100万人といずれも大きい数字ですので、多くの国にとって台湾政府が現在打ち出している旅行再開方針は目安となることでしょう。
さて、先日お伝えした台湾の観光再開プランですが、詳細がわかってきました。
台湾交通部によりますと、第1段階の「防疫旅行」が5月27日から7月31日までで、これは感染防止対策を施した観光を実施する期間、そのあと8月1日から10月31日までを第2段階目の「安心旅行」の期間と位置づけ、なんとマスクの着用、検温、そしてソーシャルディスタンスの確保をすべて不要とする旅行、つまりコロナ前の旅行スタイルに戻すというのです。
そして最終段階の「国際観光・旅行振興」は10月1日から12月31日となっており、この期間に保健省や外務省と連携し台湾の国際観光市場の回復のために「国際観光連盟」をつくり、入国制限の解除など国家主導のもとに海外旅行の復旧をすすめるとしています。
※ソース:台湾交通部航政司 情報提供 TC news 交通觀光防疫鬆綁 落實防疫新生活振興觀光
すごいのはあのデジタル大臣だけじゃなかったですね(笑)。日本の政府観光局もチャイナエアに乗って交通部視察とオードリータンさんの表敬訪問行った方がいいと思いますよ。
これで台湾は今年中に海外旅行を再開させる方針であることがわかりましたが、同じ島国ですし東アジアと東南アジアのちょうど中間点にあって多くの国々の模範となりそうですね。
■元記事:
「機内での乗客間の感染報告はゼロ」 IATAの調査結果で明らかに
厳しい安全基準を課すことで知られる IATA(国際航空運送協会)が、世界各国の18の大手航空会社を対象に新型コロナウイルスの感染状況を調査したところ、パイロット同士の感染(飛行中または飛行前後)が4例と、乗客から乗員に感染したと疑われる3件のケースが報告されたものの、乗客からほかの乗客に感染した疑いのある例は皆無であることが分かった、とJAPAN TODAYやAERO TELEGRAPHなどが報じています。
※ソース:「トラベルボイス」2020年5月14日
一応日本語なのでトラベルボイスさんの記事をソースとしておきます。
この調査は今年1月から3月までの搭乗者の新型コロナ感染状況を把握するために行われたものですが、感染後に飛行機に搭乗したことが確認できた1100人の搭乗機を調べたところ、搭乗者からの二次感染はゼロ、その他クルー同士で感染した可能性のあるケースが2件(機内外未詳)あったということです。
つまり、感染者が1100人乗っていて、隣りの人にでさえ新型コロナがうつったケースは1つもなかったということです。これはすごいと思います。
感染率の非常に高かったSARSのときでさえ、ほとんどの乗客がマスクを着用していない状況にも関わらず前後の座席にしか二次感染が確認されませんでしたから、高性能エアフィルターを通して空気清浄を行っている航空機内で感染する確率はかなり低いわけです。
ANAの企業情報ページに詳しい情報があるのでご参照ください。こんな大事なことを予約サイトに載せないのも、もしかして自粛のうちなんでしょうか。
いかがでしょうか?
今回の記事は、航空業界や飛行機に多く乗るマイラーさんとかがそれぞれ記事にしたらどれだけの人の誤解や勘違いが解け、安全な空の旅に結びつくのではないかと思います。
■元記事:
ヤンゴン発着国際線 全便時刻表(5月15日現在)
※本記事の情報は5月15日現在のものです。最新の情報をご確認ください。
【5月17日追記】 タイ民間航空局は国際線乗り入れ禁止措置を6月30日まで延長したために、下記のフライトスケジュールも変更になっていますのでご注意ください。
昨日ミャンマー政府は、5月15日までを期限としていた国際旅客便の着陸禁止措置を5月31日まで延長すると発表しました。ただ、これに合わせるかのように6月1日からの運航再開を決めたエアラインも出たりしましたので、ミャンマー国内での新型コロナ感染がこのまま抑えられた場合は、ヤンゴン空港の離着陸が許可されるものとして、各社とも動いているとみていいと思います。
またミャンマーのローカルメディアMyanmar Tourism Update Newsが、6月から飛行する航空会社の名前を挙げていましたので、久しぶりに本気だして調べました(笑)。あくまで現時点での予定としてご覧ください。また渡航制限・入国制限・乗継制限についてはここで触れていませんので、ご注意ください(今後解除になった際に別途お知らせします)。
画像:ミャンマー運輸省民間航空局
■ミャンマーナショナル航空(MNA)
ヤンゴン→シンガポール(6月16日から)
UB001 RGN-SIN 0730/1200 デイリー B737
UB003 RGN-SIN 1615/2045 デイリー B737
シンガポール→ヤンゴン(6月16日から)
UB002 SIN-RGN 1315/1445 デイリー B737
UB004 SIN-RGN 2145/2315 デイリー B737
ヤンゴン→バンコク(6月16日から)
UB019 RGN-BKK 0745/0940 デイリー B737
UB017 RGN-BKK 1725/1920 デイリー B737
バンコク→ヤンゴン(6月16日から)
UB020 BKK-RGN 1040/1135 デイリー B737
UB018 BKK-RGN 2020/2115 デイリー B737
ヤンゴン→香港(6月17日から)
UB8027 RGN-HKG 0725/1205 水金日 B737
香港→ヤンゴン(6月17日から)
UB8028 HKG-RGN 1305/1450 水金日 B737
ヤンゴン→チェンマイ(6月17日から)
UB009 RGN-CNX 1535/1725 水金日 ATR72
チェンマイ→ヤンゴン(6月17日から)
UB010 CNX-RGN 1825/1915 水金日 ATR72
■大韓航空
仁川→ヤンゴン(6月8日から)
KE471 ICN-RGN 1850/2205 月火水木日 B737-900 ※7月1週まで不定期
ヤンゴン→仁川(6月8日から)
KE472 RGN-ICN 2315/0740+1 月火水木日 B737-900 ※7月1週まで不定期
■フライドバイ
ドバイ→ヤンゴン(7月1日から)
FZ1585 DXB-RGN 0920/1740 月水金日 B737-800
ヤンゴン→ドバイ(7月2日から)
FZ1586 RGN-DXB 0115/0455 月火木土 B737-800
■ANA
成田→ヤンゴン(6月16日から)
NH813 NRT-RGN 1220/1700 B767-300
ヤンゴン→成田(6月16日から)
NH814 RGN-NRT 2145/0700+1 B767-300
■ノックエア
バンコク→ヤンゴン(7月1日から)
DD4230 DMK-RGN 0620/0705 デイリー B737-800
DD4238 DMK-RGN 1930/2015 デイリー B737-800
ヤンゴン→バンコク(7月1日から)
DD4231 RGN-DMK 0805/0950 デイリー B737-800
DD4239 RGN-DMK 2100/2245 デイリー B737-800
■エアアジア(マレーシア)
クアラルンプール→ヤンゴン(6月1日から)
AK504 KUL-RGN 0645/0755 デイリー A320 ※6月中は月水金日
ヤンゴン→クアラルンプール(6月1日から)
AK505 RGN-KUL 0825/1240 デイリー A320 ※6月中は月水金日
■エアアジア(タイ)
バンコク→ヤンゴン(6月21日から)
FD251 DMK-RGN 0715/0800 デイリー A320 ※6月中は月水金日
FD253 DMK-RGN 1610/1700 デイリー A320 ※7月1日から運航
FD257 DMK-RGN 1805/1900 デイリー A320 ※7月1日から運航
ヤンゴン→バンコク(6月21日から)
FD252 RGN-DMK 0830/1015 デイリー A320 ※6月中は月水金日
FD254 RGN-DMK 1730/1915 デイリー A320 ※7月1日から運航
FD258 RGN-DMK 1930/2115 デイリー A320 ※7月1日から運航
■ジェットスター
シンガポール→ヤンゴン(7月1日から)
3K585 SIN-RGN 0645/0820 土 A320-200
3K581 SIN-RGN 0855/1025 月水木金日 A320-200
3K583 SIN-RGN 1655/1835 月火金土日 A320-200
ヤンゴン→シンガポール(7月1日から)
3K586 RGN-SIN 0910/1345 土 A320-200
3K582 RGN-SIN 1115/1550 月水木金日 A320-200
3K584 RGN-SIN 1915/2350 月火金土日 A320-200
■タイ航空
バンコク→ヤンゴン(7月1日から)
TG305 BKK-RGN 1750/1845 デイリー A330
ヤンゴン→バンコク(7月1日から)
TG306 RGN-BKK 1945/2140 デイリー A330
■マレーシア航空
クアラルンプール→ヤンゴン(9月1日から)
MH740 KUL-RGN 0910/1025 月火金土 B737-800
ヤンゴン→クアラルンプール(9月4日から)
MH741 RGN-KUL 1125/1550 月火金土 B737-800
■チャイナエアライン
台北→ヤンゴン(6月22日から)
CI7915 TPE-RGN 0700/0945 デイリー B737-800 ※6月中は月曜のみ運航
ヤンゴン→台北(6月22日から)
CI7916 RGN-TPE 1045/1620 デイリー B737-800 ※6月中は月曜のみ運航
■中国南方航空
広州→ヤンゴン(6月6日から)
CZ3055 CAN-RGN 0845/1045 土 A321
ヤンゴン→広州(6月6日から)
CZ3056 RGN-CAN 1145/1610 土 A321
■中国東方航空
昆明→ヤンゴン(6月17日から)
MU2031 KMG-RGN 1350/1435 水 B737-800
ヤンゴン→昆明(6月17日から)
MU2032 RGN-KMG 1535/1915 水 B737-800
■シンガポール航空/シルクエア-
シンガポール→ヤンゴン(7月1日から)
SQ998 SIN-RGN 0755/0920 デイリー A330-300
MI518 SIN-RGN 1515/1640 デイリー B737-800
ヤンゴン→シンガポール(7月1日から)
SQ997 RGN-SIN 1035/1510 デイリー A330-300
MI519 RGN-SIN 1735/2210 デイリー B737-800
■ベトナム航空
ホーチミン→ヤンゴン(7月2日から)
VN943 SGN-RGN 0915/1110 火木土 A321
ヤンゴン→ホーチミン(7月2日から)
VN942 RGN-SGN 1210/1505 火木土 A321
ハノイ→ヤンゴン(7月1日から)
VN957 HAN-RGN 1630/1800 日月水金 A321
ヤンゴン→ハノイ(7月1日から)
VN956 RGN-HAN 1855/2130 日月水金 A321
■キャセイドラゴン航空
ヤンゴン→香港 (7月1日から)
KA251 RGN-HKG 0120/0555 デイリー A321
KA275 RGN-HKG 1705/2155 不定期 A321
香港→ヤンゴン (7月1日から)
KA254 HKG-RGN 1420/1610 不定期 A321
KA250 HKG-RGN 2155/2335 デイリー A321
■バンコクエアウェイズ 未定(現在10月25日から購入可)
■カタール航空 未定
■ミャンマー国際航空(MAI) 未定
以上です。また随時続報をお伝えしていきたいと思います。
いやあ、時間かかりました(笑)。"観光業は壊滅的だ"という人もいますが、清貧に慣れた生活を送るミャンマー人だって、ごはん食べていかなきゃいけないんですからね。こんな時こそ自分の本領発揮してやらなきゃって思います。
■元記事: