バガン&ホイアン便り - ミャンマー・ベトナム観光 情報ブログ

ミャンマー&ベトナムにあるサラトラベルの情報発信ブログ

タイ民間航空局、明日7月1日からの国際線運航を承認

タイの民間航空局は、条件付きとしながらも明日7月1日から国際線の乗り入れを再開させると発表しました。バンコクポストが報じています。

www.bangkokpost.com

f:id:saratravel:20200630111327j:plain

f:id:saratravel:20200630111349j:plain


お伝えしている通り段階的な入国規制の緩和を発表しているタイ政府ですが、タイ政府は昨日、第1グループとなる企業経営者やタイ人の配偶者、ワークパーミット所持者らを入国させることを承認したということです。

なお、通達によりますと、外国人では次に該当する人が入国可能になるとしています。

・タイ首相により入国を許可または招聘された人物
・タイ国籍の配偶者または親権者,子供
・タイ国内に居住許可を有する人
・タイ国内で就労許可を有する人とその家族
・緊急輸送に携わる関係者
・航空関係者
・認可教育機関の学生およびその親または保護者
・医療関係者
・外交・領事機関関係者および国際機関,政府機関関係者
・その他特別な許可を有する人

ただ、タイ航空やバンコクエアウェイズなどの旅客便がいつから運航するかはまだ分かりません。また定期運航の再開が発表されても、乗継制限がどうなるかなどについてもまだ明らかになっていませんので、続報を待ちたいと思います。



にほんブログ村 旅行ブログ ミャンマー旅行へ

にほんブログ村

“バガン固有の7種の鳥を守れ”

マンダレー管区林業局のゾー・ウィン・ミン氏は、ミャンマーにしか見られない固有種の鳥類は9種確認されているが、そのうち7種までもがバガン遺跡考古地域に生息していて、捕獲する者が後を絶たないために、現在啓蒙活動を行うべく関係各所に協力を依頼していると述べています。

f:id:saratravel:20200629165117j:plain

©Myanmar Digital News

f:id:saratravel:20200629165320j:plain

©The Mandalay News Journal


現在観光客の減少により野鳥が人家に近づく機会が多く、これを捕獲する地元住民が増えているのだというのです。ただバガンガイド協会のトゥン・トゥン・アウン氏によりますと、現地では既に捕獲防止の措置をとっているために、現時点では野生動物の捕獲や狩猟などは行われていないということです。

なお、その7種は和名にすると次の鳥になると思います。

コバネヤブヒバリ
ビルマヤブチメドリ
ビルマシラコバト
インドベニサンショウクイ
ミャンマーヒヨドリ
ラケットオナガ
ヤマハウチワドリ(ミャンマー種)

バガン遺跡は地理的に見ると、西をアラカン山脈に阻まれ、東にはシャン高原が迫る内陸部にあって、実は陸の孤島なんですね。だからこそバガン王朝もヒンドゥーやイスラムの侵攻を経ずに永らえたという史実もあるわけで、その間野生動物にとっては固有種を育む貴重な平原だっということになります。

また戦後アカシアの植林が行われたこともあって、鳥たちにとってはこれ以上ない環境にあるのかもしれません。
仏教の精神で殺生する人も少ないでしょうから、これからもいつまでもバガンの青空を飛んでいてほしいものですね。



にほんブログ村 旅行ブログ ミャンマー旅行へ

にほんブログ村

ミャンマー国際線 離着陸禁止措置、7月31日まで再延長

6月30日までとなっていた国際線旅客便の離着陸禁止措置ですが、27日発出された新型コロナ防疫対策措置の延長に伴い、7月31日まで再延長となりました。

またミャンマー外務省は28日、外国人のビザ免除の停止やビザ発給の一時停止を含む入国規制を同様に再延長すると通達しています。
なお、以前お伝えしたやむを得ない事由でミャンマー入国を希望する場合には例外的に可能だという措置は継続していますので、在外大使館に申し出るよう告知しています。

yangonairport.aero

f:id:saratravel:20200629055624j:plain

f:id:saratravel:20200629062148j:plain

6月26日の段階で、ミャンマーナショナル航空とミャンマー国際航空のフライトスケジュールから7月前半の予定が消えましたので、これは飛ばないかもしれないなと思いましたし、その前にヤンゴン空港関係者とミャンマー旅行業協会の関係者から7月1日に再開できるか微妙だという発言がありましたので、半信半疑でしたが、やはりだめでした。

先週開催されたASEAN首脳会議において、トラベルバブルについて協議されたましたが、バンコクポストの記事を読みますと、各国の事情と感染拡大状況がまったく異なり、足並みが全然そろっていないという感じでした。

また、ミャンマーで言えば帰国者の救援便がまだ終わっておらず(確認できているだけで7月4日まで組まれている)、まず終わらせるのが前提なのでしょう。またタイからの帰国者に感染が相次いでいますが、タイでは市中感染は抑えられているため原因不明となっていて、これも影響しているのかもしれません。

個人的にはここまでは想定内でして、観光再開計画などを考えますと、次は解除しないとそのあとどうなるか分からなくなると思っています。予定が狂っているわけではないので1ヶ月再延長してきたことも余裕を持って再開発表を見計らうとみて、7月20日前後に良いニュースがでるのではないかと思います。

ただ気になりますのは、トラベルバブルによりインドシナ諸国との連携で観光を再開するとしていますが、積極的なのはミャンマーだけのように感じます。この目論見が外れた時、再開時期をずらすのかそれとも日本などの再開を前倒しにするのか、ここで大きく変わるかもしれませんね。

それから今朝のNNA ASIAに8月にも第2陣のANA特別便を運航し、ミャンマーへの入国およびミャンマーからの救援出国を図るとありましたが、8月に救援便を飛ばすということは、8月になってもまだ国際線の乗り入れ解除とならないのかという疑問がわいてきます。


にほんブログ村 旅行ブログ ミャンマー旅行へ

にほんブログ村

モルディブ、7月15日から隔離なしの観光客受入れ再開

長期滞在やビザ有料化などを前提にした再開計画を発表していたモルディブですが、入国条件を急転換し、通常通りの入国を再開させることになりました。

※プレスリリース:Maldives will re-open for international tourists on 15th July 2020(PDFファイル)

https://visitmaldives.s3.amazonaws.com/4EonpXYM/vl9qesq1.pdf

f:id:saratravel:20200625093308j:plain



入国条件の概要は以下の通りです。

・リゾート島(1島1リゾートなど)は7月15日から
・ローカルアイランドは8月1日から

・到着時の30日間有効の観光ビザ免除
・健康申告書の提出
・すべての到着客はマスク着用を義務づけ
・ソーシャルディスタンスの確保
・到着ターミナルにおける消毒使用
・到着ターミナルにおける検温スクリーニング
・到着時の隔離検疫はなし
・到着時のPCR検査はなし(症状のある者は除く/グループ内に1人でも症状がある場合は全員要検査)

入国時に症状があった場合には自己負担にてPCR検査が必要となっています。その他事前の宿泊予約が必要だとか、陽性患者の濃厚接触者は来島すべきでないという項目はありますが、平常通りの観光が可能になるようです。

また、入国後に陽性となり治療や隔離が必要となった場合にどうなるのかという具体例がまったくなく、その場合の費用などについても触れられていないために、旅行リスクがあるという指摘もされています。

お隣りのスリランカは計画だてて再開までに準備を進めていくことがよくわかりましたが、モルディブは再開を一昨日発表、あと3週間しかありませんが間に合うのでしょうか。首都マレなどで感染者が出ていますが、陰性証明すら不要な条件でどうなるのか心配です。もしくは東京もそうですが、ウィズコロナ時代として、コロナは風邪であるという方針であるならそれ自体は理解できますが。



にほんブログ村 旅行ブログ ミャンマー旅行へ

にほんブログ村

タイCCSA 「7月1日から5万人の特定外国人が入国、8月1日から“ヴィラ隔離”で観光客受入れを目指す」

タイ・新型コロナ感染症対策センター(CCSA)報道官は昨日24日、段階的に緩和される外国人の入国について、来週から約5万人の外国人が来訪するだろうと発言しています。

www.bangkokpost.com

f:id:saratravel:20200625083120j:plain
©サラトラベルミャンマー


この記事では、最初に入国を許可されるグループとして次の目的の外国人を挙げています。


第1グループ:企業経営者など,技術者,専門家,タイ人の家族,教師,学生,隔離に同意した患者

そして、このうちのほとんどは14日間の隔離対象になるということです。

また、このうち医療受益者とウェルネスツーリズム(健康目的の滞在型観光)における来客が約3万人にのぼるだろうということです。

次に第2グループとして、短期出張者や投資家、政府や政府関連組織が招へいした外国人を挙げており、渡航前、入国時のいずれともPCR検査が必要だとしています。

さらに、既に報道されている「トラベルバブル」に基づき入国ができるようになる外国人についてはまだ確定段階にないということですが、8月1日から“ヴィラ隔離”を設けることによって観光客の受入れを再開することになるかもしれないと述べています。

造語がでてきましたが、ヴィラ隔離とはすなわち入国後PCR検査で陰性が確定するまで1~2泊最初の宿泊施設にて待機する必要があるということだと思います。スリランカが最初にこれを条件づけたわけですが、タイでも導入するのではないかと思われます。記事では来週月曜にも第2グループの再開について話し合われるということです。

名前がちょっとオシャレな感じですが、日本の「ビジネストラック」とかいうのよりはだいぶ響きがいいですね(笑)。

さて、記事のいちばん最後に書かれていたので見逃すところでしたが、国際線定期運航は9月までかかるかもしれないという情報もありましたので、8月から観光再開かと具体的な時期が出てきたので驚きました。観光目的のトラベルバブルには日本が含まれているので、この記事どおりに進むことを期待したいと思います。



にほんブログ村 旅行ブログ ミャンマー旅行へ

にほんブログ村

バガンのホテルとゲストハウスが再開へ向けて準備中

新型コロナの影響を受けて多くの宿泊施設が閉鎖を余儀なくされているバガンですが、国営紙は先だって認可を受けた8軒の宿泊施設に引き続き、保健省のガイドラインに沿った防疫対策が備わったと認められた20軒のホテルと1軒のゲストハウスがマンダレー管区政府から許可を得て再開できる見通しになったと伝えています。

www.globalnewlightofmyanmar.com

f:id:saratravel:20200624090729j:plain©サラトラベルミャンマー



なお先日再開した8軒の宿泊施設というのはバガンヘリテイジホテル、オーリアムパレス、アレインダマールなどで、さほど集客力のあるホテルではありませんので、人気のあるホテルなども含め、これから順次再開させていくということだと思います。

今年は、バックパッカーの方などはたとえば日本語の通じるピンサルパゲストハウスなどコミュニケーションがとりやすい宿泊施設を選んだ方が確実かもしれませんね。ホテルでいえば、接客が丁寧なところやメールをしたら返事が返ってくるホテルが良いと思います。
ハイシーズンに入る前に、久しぶりに全ホテルルームチェックして、衛生対策がなされているかご報告しなければならないなと思っています。

ところで、この前お伝えしたミャンマーナショナル航空の7月1日運航再開ですが、エアラインが未確定要素がでてきたということで撤回しましたので、速報も削除いたしました。大変失礼いたしました。
ミャンマー旅行業協会(UMTA)の話では、7月1日の国際線乗入れ再開自体も、雲行きが怪しくなってきたという言葉がありましたので、まだ流動的だということかもしれません。



にほんブログ村 旅行ブログ ミャンマー旅行へ

にほんブログ村

バガンのホテル、防疫対策規格として認証された8つのホテルが再オープン

ミャンマー観光省バガン支局は、保健省の査察によって新型コロナの防疫対策57項目の基準を持たしたバガンエリアにある8つのホテルが6月15日以降再オープンしたと発表しています。

www.globalnewlightofmyanmar.com

f:id:saratravel:20200622075942j:plain©サラトラベルミャンマー



現在バガンの22のホテルが申請中だとしていますが、現在ローシーズンのために多くのホテルが閉業中であり、ハイシーズンが近づくにつれて増加していくものと見られます。また別の報道によりますと、マンダレー管区の7割のホテルが再開を目指しているということですので、バガンのホテルに関しても海外からの観光客の予約が見込めるようになった段階で再開していくのだと思います。

搭乗客の8割方が外国人であった国内線バガン路線は多くで運休中となっており、観光再開がなされなければバガン観光は成り立たないでしょう。もともと信仰の強い土地柄ですので、ガイドやドライバーなども質素な生活に戻ってなんとかやっていますが、たとえば京都のように国内観光による消費が期待できる観光地とは異なるため、外国人への観光再開を待つだけとなっています。

ところでそんなバガンで面白い現象が起きています。
現地ガイドらが、再開後観光を誘致するためには以前は登れたパゴダに登楼できるようにしなければならないと言っているのです。
1つのパゴダに人が集まるとソーシャルディスタンスが保てるとは思えないのですが、これを機にバガン観光にとって前向きな変化が起きるといいなと思っています。



にほんブログ村 旅行ブログ ミャンマー旅行へ

にほんブログ村