バガン&ホイアン便り - ミャンマー・ベトナム観光 情報ブログ

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国立ジオパークに5地域を指定

ミャンマー科学振興会のタン・トゥン氏はポッパ山(マンダレー管区)、インドージ湖(カシン州)、インレー湖(シャン州)、ティンタウン湖(ザガイン)、ズエガビン山(パアン)の5つを国立ジオパーク(地質公園)に指定し、最初にポッパ山を今年中に指定する予定だと発言しました。

ソース:

www.mmtimes.com

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ミャンマータイムズの記事の中では同氏は、既に調査を完了していて現在認可を待っているのだということです。またその後、ポッパとバガン地区をひとつにして、同じカテゴリーにあるユネスコ世界ジオパークへの登録を目標としていきたいと意気込みを語っています。

さて、まもなくバガンも世界遺産登録を果たしそうだと各紙で報道されていますが、このジオパークもそうですが何のために国際的な遺産登録をさせたいのか、またそのあとどうしていくのかという計画と実施がもっと大事だと思います。

実際ユネスコはオールドバガンの遺跡保護地域にある5つのホテルとビューイングタワーの撤去または移設を条件づけるという発言もあり、「こんなことならやめておけばよかった」ということだけにはならないよう、各所協議して進めていくべきではなかったかと思います。

特にオールドバガンのホテルは日系のホテルも含まれていますが、明白に半永久的な売上(他地区のホテルと比べロケーションがあまりに違うので永久的に差別化される)があがる場所から、普通の場所に誰が移ってあげると言うのか、そこには景観保護など崇高な目的がないとできないと思います(ホテルにないと言っているわけではありません)。

さらにバガンホテル・リバービューなどは先日タイのセンタラホテルグループにリブランドすると発表されたばかりです。実際世界遺産になって、数年以内に移転しなけらば遺産登録を撤回するとなっても、このホテルたちは、まったくお構いなしでしょう(実際世界遺産登録に反対しているホテルもあります)。

あまりに複雑な存在価値があるバガン遺跡ですが、私はもし膠着状態に陥ったら、バガンを一旦お寺さんに返すというのがもっとも相応しいかなと思いますが、まあ実現はしないでしょうね(笑)。

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