観光省がチャット取引の徹底を呼びかけ
ミャンマー観光省は、航空会社など観光関連企業に対し、米ドルでなくミャンマー通貨で取引するよう催促状を出し徹底を呼びかけたと、ミャンマータイムズが伝えています。
さて、サラトラベルは小さな旅行会社なので結局どちらでも構わないのですが(売上金入金=即支払、あるいはデポジット払込のため為替の影響を受けません)、私の会社の主要取引先のバガンでの支払通貨一覧は以下の通りです(あくまでバガンからの支払方法です)。
■エアライン
A: USD現金のみ
B: チャット送金
C: USD現金のみ(1000ドル単位!)
※バガン支店での予約発券を除きます。
■ホテル
1)バガンのホテル
A: USD現金のみ
B: USD現金のみ
C: USD現金のみ
D: USD現金のみ
E: USD現金のみ… 笑
※ミャンマー国籍の宿泊を除きます。
2)インレーのホテル
A: USD現金のみ(バガンの姉妹ホテルでの支払い)
B: チャット送金
C:ドル・チャット送金
3)ゴールデンロックのホテル
A: チャット送金のみ(レート悪)
B: チャット送金のみ(レート悪)
C: チャット送金のみ(レート良心的)
■車両手配
※すべてミャンマーチャット送金および現金払い
■気球
A: USD現金
B: USD現金・USD送金
C: USD現金
※気球に関してはチャットでは受け付けないのか正確に把握しておりません。確認しておきます。
■クルーズ
A: USD現金・チャット現金
B: USD現金のみ
C: USD現金・チャット現金
以上です(笑)。
こうやって改めてみてみると面白いですね。国内線航空会社なんか、システム上に1ドル=〇〇チャットって換算レートが表示されるにも関わらずドルじゃないとだめとか言われますので(笑)。
私にとっては、こうやってバガンにいながら支払いが完全にできているという事実で十分なので(2014年頃はヤンゴンの他社さんは、バガンのサラはどうやって支払いをしているんだ?と思っていたと思います。今だから言えますが、支払いを完璧にできる体制をつくったというのがぶっちゃけ当社の生命線でしたから)、取引先さんがきちんとミャンマー通貨での支払いを受け入れてくれればいいのですが、ひどいレートをつけられて喧嘩したなんてのは何年ものあいだ日常茶飯事でしたから(笑)、この記事の問題などは現在ほとんど影響を受けません。
ひとつだけ言ってしまうと、バガンタンデホテルのタンデグループなんか、2013年ごろレートが1ドル=970チャットとかでしたが、1150チャットとか言ってきて、予約入ってるからキャンセルできないし、しかも送金できないから、バスでヤンゴンに行ってぼろい事務所の2階まで払いに行ったりしてました(笑)。だからそういうひどい行為がなくなっただけまだましです。
でも、ドルがまかり通っていてまだ安定していないミャンマーチャットを使いたがらないホテルやエアラインの気持ちも分かる気はしますので、なかなか難しい問題ですねこれ(他人事ですが 笑)。