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ミャンマー観光省、JICAに観光再興への協力を依頼

一昨日お伝えした観光再開計画に則り、ミャンマー観光省は保健省などと首都ネピドーで推進会議を行うなど復興に向けた動きがかなり活発ですが、「バガン観光開発パイロットモデル構築プロジェクト」で3年間活動をともにした日本のJICAとビデオ会議を行い、観光再興への協力を要請したと国営紙グローバル・ライトオブミャンマーが伝えています。

www.globalnewlightofmyanmar.com

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©サラトラベルミャンマー

この記事の中で、観光省事務局長のマウン・マウン・チョウ氏はJICAヤンゴン事務所次長の松岡源氏に、観光再開計画の概要を伝え、日本の技術的または経済的な援助が同国の観光再開に向けて大きな原動力となると、継続的な支援を依頼したということです。

そして、日本人の観光誘致や国内旅行から国際化に移行する過程での集客の効率化など多面的な支援を求めたとしています。これに対し、松岡氏はできる限りの協力を検討すると回答したということです。

さて、まず松岡さんは前記バガン観光モデル構築のプロジェクトの方ではないと思いますが(笑)、ミャンマー国内におけるJICAの観光関連プロジェクトは(たぶん)いまは動いておらず、空港設備関係だけではないでしょうか。
ただ、いずれにしても、ここでできるだけ協力しておけば日本人のビザ免除も含め、日本人向け観光にとって大きなアドバンテージが期待できると思います。
ちなみに、ヘーホー空港の拡張工事をエアカンボーザと日本の豊田通商が行うという報道がありましたが、バガン・ニャウンウー空港もマンダレー空港と同じ三菱JALUXが受託したという情報がかなり前からありましたので、コロナが落ち着いたらミャンマーの国内空港は日本が深く関わることになるかもしれませんね(そして看板広告料が跳ね上がる 笑)。

それからついでですが、今日国営紙に観光関連の記事が3つも出ているのですが、そのうち2つまでもが、「かのフォーブス誌の記事“ポストコロナ時代にメジャーデスティネーションになる可能性のある国7つ”の中にミャンマーが入っているので…」という記載があり(笑)、観光省はよほど焦っているものと思われます。

日本サイドもあたふたして逆にそちらの方が心配ですが、インバウンドの得意な台湾あたりの意見を聞いたほうがいいのではないでしょうか?
私から見ていちばん大きな疑問が残るのは、「感染がゼロの国からの送客」と「市中感染が残っている国からの送客」、そして「乗継便の経由地で感染拡大が抑制されていない国からのフライトがある空港がある場合」にどうするかという点です。
ここを明確に差別化するか統一するかして受け入れ策を講じないと進まないような気がしますが、それによって旅行のしやすさが変わってくると思います。



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