バガン&ホイアン便り - ミャンマー・ベトナム観光 情報ブログ

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バガンのパゴダで宝石等盗難事件が相次ぐ、放火と思われるぼやも

バガン遺跡の8つのパゴダで先週、寄進物である宝石類などが盗難されている事件が相次いで発生しました。また、壁画で有名なローカテイパン祠堂では放火と思われるぼやが発生しましたが、幸いにも管理人がすぐに気づいたために入口の一部を焼いただけで、壁画に被害はありませんでした。

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盗難事件につきましては、1897番仏塔など小規模のパゴダばかりが狙われ、いずれも修復された比較的新しい建築物に限って被害に遭っていることから、事情を知る者の犯行ではないかと思われますが、現在警察が捜査しています。

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またローカテイパン祠堂におけるぼやに関しましては、盗難事件と同じ日に起こっていることから、首都ネピドーから捜査員を派遣し盗難事件との関連を現在調査中ですが、壁画に被害がなかったことは本当に幸いでした。

ローカテイパン祠堂は12世紀に建てられた小寺院ですが、バガン随一の美しい壁画が残存していることで知られ、2016年のバガン地震の際にもひびが入ったものの大きな影響を受けず修復作業中でした。

バガンは現在観光客がほとんどおらず、またシュエジーゴンパゴダなど主要寺院への参拝も禁じられていたために人気のない状態が続いていて、防犯体制が手薄なところを狙われたようですが、なんとも罰当たりなことをするものです。
ちなみに昔はパゴダを建てる際に、このような不届き者が入らないよう呪詛をこめて石碑に刻み、「パゴダを壊したり寄進物を盗んだりした者は、本人だけでなく子々孫々八代にわたるまで、必ずや呪われるであろう」などと書かれているので、バガンの人間はまず盗ることはありません。ですので今回の件も当然のようによそ者だと考えるわけですね。



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