バガン&ホイアン便り - ミャンマー・ベトナム観光 情報ブログ

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“バガン固有の7種の鳥を守れ”

マンダレー管区林業局のゾー・ウィン・ミン氏は、ミャンマーにしか見られない固有種の鳥類は9種確認されているが、そのうち7種までもがバガン遺跡考古地域に生息していて、捕獲する者が後を絶たないために、現在啓蒙活動を行うべく関係各所に協力を依頼していると述べています。

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©Myanmar Digital News

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©The Mandalay News Journal


現在観光客の減少により野鳥が人家に近づく機会が多く、これを捕獲する地元住民が増えているのだというのです。ただバガンガイド協会のトゥン・トゥン・アウン氏によりますと、現地では既に捕獲防止の措置をとっているために、現時点では野生動物の捕獲や狩猟などは行われていないということです。

なお、その7種は和名にすると次の鳥になると思います。

コバネヤブヒバリ
ビルマヤブチメドリ
ビルマシラコバト
インドベニサンショウクイ
ミャンマーヒヨドリ
ラケットオナガ
ヤマハウチワドリ(ミャンマー種)

バガン遺跡は地理的に見ると、西をアラカン山脈に阻まれ、東にはシャン高原が迫る内陸部にあって、実は陸の孤島なんですね。だからこそバガン王朝もヒンドゥーやイスラムの侵攻を経ずに永らえたという史実もあるわけで、その間野生動物にとっては固有種を育む貴重な平原だっということになります。

また戦後アカシアの植林が行われたこともあって、鳥たちにとってはこれ以上ない環境にあるのかもしれません。
仏教の精神で殺生する人も少ないでしょうから、これからもいつまでもバガンの青空を飛んでいてほしいものですね。



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