■速報■バガンの主要パゴダ17基が本日7月30日より閉鎖に
※本情報は2020年7月30日現在のものです。最新の情報をご確認ください。
報道にはまだ出てないようですが、昨日ニャウンウータウンシップや各寺院管理組合の会合の中で、明日31日からの連休中多くの国内観光客が訪れることによって新型コロナウイルスの感染拡大の可能性が否定できないとして、バガン遺跡の多くの寺院を閉鎖することを決めたということです。
ただ、こちらは現地の情報ですので、閉鎖が覆る可能性もあるかと思いますので留意されてください。
伝わっている内容によりますと、当面の間閉鎖となっています。また17基ということですが、この数も変更になるのではないかと思います。
©サラトラベルミャンマー
★速報★ ANA 成田⇔ヤンゴン線、8月は2日・7日のNH814便のみ運航(救援便を除く)
本日ANAは8月の国際線の運航予定を発表、約90%が欠航となり、成田⇔ヤンゴン線は8月2日・7日のヤンゴン発NH814便のみの運航となっています。8月1日と6日に成田発の救援便が予定されていますので、その復路便ということなるのかもしれません。
また救援便につきまして、駐日ミャンマー大使館は、航空券を先に購入する必要があるので、搭乗希望のミャンマー人は至急予約するよう通達を出しています。
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今日は何の日「独立を夢見た鈴木大佐への送別の日」
※全編翻訳のみです。
※ソース:
1942年のこの日7月12日、バー・モウに率いられたビルマ独立準備委員会は、陸軍の帰国命令によりラングーンを離れなければならなくなった鈴木敬司大佐の送別会を催した。
鈴木は、読売新聞特派員という肩書でラングーンに赴任、援蒋ルートのひとつビルマルートの遮断を企図する指令を受けていた。彼はビルマの若き独立運動家たちに接触、大本営直属の特務機関「南機関」の機関長として1年以上活動した。そして、“ビルマ建国の父”アウンサン将軍を含むビルマ青年30名を密かに国外に脱出させ軍事訓練を施した。鈴木はビルマ独立義勇軍(BIA)設立の中心的役割を担ったのである。
戦時中、鈴木は味方の前では“雷”を意味するビルマ名「Bo Mogyo」と呼ばせ、自らをイギリスによって国外に追放されたミングン皇子の子孫だと名乗り、市民の支持を得たのであった。
鈴木は、ビルマの独立を願い、また伝えられるところによると日本に背き、独立軍によって彼自身の政府を打ち立てることをほのめかしていたとされる。
1962年のビルマ軍事クーデター以前にネ・ウィンの代理として司法副長官を務めたマウン・マウンは、1959年鈴木を訪ねた。後年1988年の民主化運動の最中に大統領職にも就いたマウン・マウンは、「もし日本軍に反旗を翻したら義勇軍は自分に従ったか」と鈴木が尋ねてきたと主張している。
なぜ鈴木が反乱を企てようとしたのか定かではないが、大本営の命令でなく自らの手によって義勇軍を動かしたかったのかもしれない。
もしかすると彼はビルマの志士らの独立闘争を美化し、自らを主役とすることを夢想したのかもしれない。
しかし、彼の夢は実現せず、1942年帰国命令が下る。
送別会の2日後鈴木は東京へと戻り、その後運輸部や船舶輸送に携わり、船舶輸送司令官に就任、終戦を迎える。敗戦後イギリス軍からBC級戦犯に指定され、ビルマに連行された鈴木だが、アウンサン将軍らの猛抗議により釈放された。
1966年実権を握ったネ・ウィンと東京で会い、その1年後鈴木は死去する。
1981年ビルマ政府は鈴木に対し、国家最高の栄誉である“アウンサン・タゴン”(“アウン・サンの旗”の意)勲章を贈ることを決め、夫人が来緬し授与式を行っている。
なお、ミン・アウン・フラインミャンマー国軍司令官も2014年鈴木の墓を訪れた。
タイ観光、最低14日間の旅行日程を提案へ
タイ観光相であるピパット・ラチャキットプラカーン氏は、プラユット首相と会談し、トラベルバブルにより観光を再開するにあたり、観光客に最低14日間の旅行日程を課すことを検討しており、近々総会にて提案すると発言しています。11日付バンコクポストが報じています。
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これは入国後隔離を免除する代わりに、指定された5つの地域、チェンマイ・サムイ島・クラビ・プーケット・パタヤのみ滞在することが可能で、14日間が経過し陰性が確認されれば他の地域に自由に旅行することができるというものです。
ピパット観光相は国内観光だけではコロナによる打撃を受けた観光産業の回復は難しいため、予定通り8月からインバウンド観光の再開を目指しているということですが、現状で外国人観光客の受入れ方法が決まらず模索していることをうかがわせます。
ひとつ疑問に思うのは、指定地域の5つにしか行かない人は、14日間未満でも良いような気がしますが、そういう問題ではないのでしょうか。
さて、各国の国際観光にとっては非常に難しい局面に入っていると思います。なぜなら、ゼロを目指す国とゼロをあきらめた国とがトラベルバブルを組もうとしているからです。
たとえば、観光で成り立っているモルディブなどは、感染が国内でもゼロになかなかならず、見切り発車的にウィズコロナを容認するような形で観光客受入れを再開しようとしています。
一方ゼロを目指している台湾は、感染拡大傾向にある日本やオーストラリアなどとのトラベルバブルを一旦保留とすると伝わってきています。
旅行業界メディアの「トラベルビジョン」が、コラムの中でメディアの極端な取り上げ方法をやり玉にあげていますが、少なくとも国際観光に関してはそうではなく、前記のとおりゼロの国とそうでない国の葛藤があり、未知のウイルスに対して誰も対処ができないために手探りとなっているのです。
ミャンマーでもアウンサン・スーチーさんと観光業界との会談の中で、国内観光再開に関して、観光客が閉鎖中のウーベイン橋に押し寄せたことを取り上げ、ニューノーマルによる観光方式はうまくいっていないと報告されるなど、二重の難しさを露呈しています。
タイが最低14日間の旅行を課そうとしているのは、この辺の問題を埋める対策を苦心してひねり出そうとしているわけで、現在の状況の日本と本当にトラベルバブルを結ぶのであれば、最初の受入れとしては致し方ないとも思えます。
タイ航空、9月1日から羽田/成田/関西/中部 運航再開、ヤンゴン線は9月1日からデイリー運航
※本記事は7月10日現在のものです。最新の情報をご確認ください。
こんにちは。
待ち遠しかったタイ航空の運航再開ですが、フライトスケジュールが発表になっています。
現時点で羽田線・成田線とも週4便、関空線・中部線が各3便予定となっています。
ヤンゴン線は9月1日からデイリー運航、10月26日からタイスマイルが1日2便予定していますので、1日3便となります。
発表になっているフライトスケジュールは以下の通りです。
羽田/成田→バンコク(9月2日から)
TG661 HND-BKK 0020/0450 A330 日火木土
TG641 NRT-BKK 1050/1520 A330 日月水金
バンコク→羽田/成田(9月1日から)
TG660 BKK-HND 1300/2110 A330 月水金土
TG640 BKK-NRT 2350/0810+1 A330 日火木土
関空→バンコク(9月3日から)
TG623 KIX-BKK 1145/1535 B777-200/300 日月木
バンコク→関空(9月2日から)
TG622 BKK-KIX 2359/0730+1 B777-200/300 水土日
中部→バンコク(9月3日から)
TG645 NGO-BKK 1100/1500 A350-900 月木土
バンコク→中部(9月3日から)
TG644 BKK-NGO 0005/0800 A350-900 月木土
バンコク→ヤンゴン(タイ航空/9月1日から)
TG305 BKK-RGN 1750/1845 A330 デイリー
ヤンゴン→バンコク(タイ航空/9月1日から)
TG306 RGN-BKK 1945/2140 A330 デイリー
バンコク→ヤンゴン(タイスマイル/10月26日から) ※WE未発売/TG購入可
WE303 BKK-RGN 0750/0845 A320 デイリー
WE301 BKK-RGN 0935/1030 A320 デイリー
ヤンゴン→バンコク(タイスマイル/10月26日から) ※WE未発売/TG購入可
WE304 RGN-BKK 0935/1130 A320 デイリー
WE302 RGN-BKK 1120/1315 A320 デイリー
以上です。
このまま予定通りに運航が再開されるといいですね。
また更新情報が入り次第、お伝えしたいと思います。
ANA 成田→ヤンゴン救援便、8月1日・6日にも継続予定
駐日ミャンマー大使館は、在日ミャンマー人向けの救援便を8月1日と6日にも運航する予定であると告知しています。
画像:ミャンマー連邦共和国駐日大使館
これは先月の救援便の搭乗希望者が多かったのと、8月から再開予定となっている同路線の運航可否がまだ決まっていないために救援便を組み込んだものと見られます。
あるいは、国際線離着陸の禁止措置が解除されたとしても、当面は運航日限定となる可能性はあります。
なお、8月1日はもともと通常販売されていませんでしたが、8月2日以降はANAサイトでも予約可能となっています。
また救援便への日本人搭乗も重要度に応じて可能だということですが、まずは商用ビザが切れている人は「やむを得ない事由」により駐日大使館にビザ申請を行い、救援便搭乗を希望する旨をメールにて依頼するのだということです。
そして、チケットのない場合には“販売されている同便のチケットをANAまたは旅行代理店にて予約し、ANAヤンゴン支店で日程変更手続きを行う”という情報がありましたので、搭乗希望の方は問い合わせされてください。
ミャンマー副大統領、9月までに日本などと「トラベルバブル」「トラベルブリッジ」で観光再開
※7月12日追記:
国営紙・大統領府(英語)→第3四半期中(7月~9月)
イラワジ紙・大統領府(ミャンマー語)→第3四半期のあと(10月以降)
という記述により、正しくは10月以降ということになろうかと思いますが、正確にどちらが正しいのか分かりませんので、本記事はそのまま記載いたします。
昨日7日首都ネピドーで、ミャンマー副大統領のヘンリー・ヴァンティオ氏は、議長を務める国家観光開発中央委員会(NTDCC)において、新型コロナ問題の影響を受け大きく落ち込んでいる観光産業の再興を優先課題とし、戦略計画の再検討を促すよう語りました。本日付の国営紙グローバル・ニューライトオブミャンマーが伝えています。
www.globalnewlightofmyanmar.com
Photo: MNA
この発言は委員会の目的として進められてきて観光マスタープランとその進捗状況を踏まえてのものですが、この中で観光再開時期についても触れられています。
先月発表された観光再開計画に基づき、今年9月までに“トラベルブリッジ”によってラオス・カンボジアと、“トラベルバブル”によってタイ・ベトナム、さらに新型コロナ感染拡大を抑制している日本・中国・韓国・香港・マカオとの往来を再開し、観光回復を目指すとしています。
これまで伝えられていたのは ①地域観光:CLV+タイ ②アジア再開:日・中・韓 という順でしたので、少し変化が起こりました。「トラベルブリッジ」という言葉がでてきましたが、ここでの用法を見ますと「トラベルバブル」よりもさらに進んだ関係ということでしょう。日本がタイやベトナムと同等になったのは進展があったと言えるでしょう。
ただ、何度か言いましたが、ASEAN諸国もそうですが、各国とも足並みが揃っていませんので、そう順序よくとはいかないのかもしれません。さらに言うと、インドシナ諸国ではインバウンド(海外からの観光客受入れ)の話題は出ますが、アウトバウンド(自国民の海外旅行)の話はほとんど出てきていませんので、どの国も消極的なんだと思います。
日本も海外旅行が再開されるのは順調にいって10月になる見込みのようですので、それまでに双方の国の準備が進むことを願います。
ついでですが、日本の海外出国に関する新しい話題として、PCRセンター(羽田/成田/関空+東京+大阪)が夏のうちに整備され、迅速な検査体制ができるようになるという情報がありました。
また業界団体では、帰国後の自主隔離は、接触アプリの活用などにより廃止するよう観光庁に提案書を提出したということで、ようやく動きが活発になってきましたね。そういえば台湾のオードリー・タンさんが最近FBの広告によく出てきますが、JATAのウェビナーにオードリー・タンさん呼んだらいいんじゃないでしょうか(笑)。