バガン&ホイアン便り - ミャンマー・ベトナム観光 情報ブログ

ミャンマー&ベトナムにあるサラトラベルの情報発信ブログ

東南アジアの獅子像を集めてみた

東アジアに多くある獅子ですが、東南アジアにも多く存在します。

紀元前につくられたとされるアショーカの獅子柱頭が現存していますので、仏教施設にある獅子像がインドから伝わったことは確かでしょうが、各国で少しずつ異なっているのが面白いです。



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バガンの古写真に残る獅子はいつつくられたものかは分かりません。比較的新しいものだと思います。


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ヤンゴンのガタジーパゴダです。


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チャウセー・タモテシンピンシュエグジーにある11世紀の獅子です。


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インドネシア・プランバナン寺院にあるもの。魑魅魍魎のたぐいですねこれは。。


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一方すぐ近くにあるボロブドゥールの獅子はきわめてまとも


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ルアンパバーンの獅子はややユーモラスでかわいいです


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シンハの本場タイですが、古いシンハは少ないです。アユタヤにはあります。


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スリランカ・ポロンナルワ遺跡の獅子です。こうやってみるとボロブドゥールのものに似てます。

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こちらはスリランカ・ヤーパフワ遺跡の獅子。尻尾がくりんとなっていてかわいい


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カンボジア・プレアビヒアの獅子像。長い階段を見下ろしています。


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これもカンボジア・サンボープレイクックのもの。非常に立派です。


以上です。

こうやって見ますと、実は昔の上座部仏教には寺院守護としての獅子像は少なく、逆にサンボープレイクック(大乗)、ボロブドゥール(大乗)、プランバナン(ヒンドゥー)と大乗仏教やヒンドゥー教で発展してきたように思えます。特に最後のサンボーのものはすごく立派でリアリティがあり、ライオンの姿がはっきりしていますのでインドから直接伝わったのかもしれません。

また、プランバナン寺院の理解不能なやつ(笑)以外は、各国とも可愛くデフォルメされているものが多いので、昔の方がシンハは身近な存在だったのかもしれませんね。

 

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ミャンマー新観光法で“民泊”が実現か

新観光法施行後に、地方における民泊が許可される見通しだとミャンマータイムスが報じています。

www.mmtimes.com

 

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もし実現したら、湖上の村ステイなんてのは人気必至でしょう


この記事によりますと、観光省広報は「1993年に施行された現行法では、観光省はホテル・ゲストハウス・旅行会社・ツアーガイドの4種しかライセンスを発行することができなかったが、地方政府の協力によって、ホームステイ(民泊)やスパその他の観光関連ビジネスも加えられる必要がある」と語っています。

これは隣国のタイの観光発展やASEANの基本方針として、民泊が観光プロダクトとして認められていることを受けたもので、5月に行われるミャンマー観光協議会で議論されるだろうとしています。

さて、民泊がどの地域で認められるのかはわかっていませんが、現在入管の在住者に対する報告義務などが非常に厳しいので、個人的にはその辺が緩和されるとうれしいです(笑)。

観光という意味では、たとえば小さなアパート経営者や、ガイドなどが直接部屋を提供できるかもしれないと考えると、ツアーの幅が増えるでしょうし、その反面いい加減なホストにあたるとこれまた大変でしょうから、一長一短でしょうか。
私としては宿泊施設が増えることで、高飛車だったホテルが優しくなってくれることを期待したいと思います(笑)。あれ、ぐちになってますか?はは

 

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ボラカイ島の閉鎖を審議

その後閉鎖が決定しています。
続報↓

saratravel.hatenablog.com

 

フィリピンにある世界的なビーチリゾート・ボラカイ島の環境保護対策が、フィリピン上院公聴会で議論され、2ヶ月間島を閉鎖することも議題にのぼったということです。

アジアの観光問題を取り扱うTTG ASIAウェブ版でも早速取り上げられていて、「閉鎖となれば、国の産業としてのイメージや雇用、経済の各方面において深刻な悪影響を与える可能性がある」と指摘する声を掲載しています。

ソース:
Two-month closure of Boracay threatens livelihoods, decries trade | TTG Asia

 

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ですが、ボラカイ島もかつては今のミャンマー・ガパリのようにのんびりした田舎のスーパービーチだったわけですが、その後急速に開発が進み、ホテルが林立する一大リゾート地になってしまいました。数年前に上空から写した空撮写真を見たことがありますが、明らかに汚水が沖を流れている色をしていて、ぎょっとしたものです。どのような判断が下るか非常に興味深いところですが、長期的な観点で考えるとどこかで歯止めをかける勇気も必要なのかもしれません。

ちなみに、バガンでも現在ほとんどのパゴダで登楼できなくなっています。今後どうなるか分かりません。あのパゴダの上からの絶景は世界でも稀有なすごい景色なので本当に残念ですが、パゴダは何百人も同時に登るべきものではないと言われたら、確かにその通りなのかもしれません。

余談ですが、中国の西安にある秦の始皇帝陵には、司馬遷が記述した「水銀でできた地下河川」が実際にあると考えられています。ですが、中国当局は、現在の技術でそれを掘り返し、もし貴重な遺産を破壊するなど取り返しのつかない被害を与えてしまったなら、文化遺産に対する重大な損失であり、それよりは何もしない方がよいという結論で、21世紀になっても発掘計画すら立てられていないのです。
この考えはあらゆる資源すべてのことに当てはまるかもしれませんが、日本でも以前白骨温泉の偽装問題などがあったように、利益追求の中に貴重な観光資源を守るという観点がなければ、美しいものはどんどん壊れてしまうような気がしてなりません。

※今回は笑えない話ですみません。。

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バガン・ニャウンウー空港国際線乗り入れを正式に認可

何度かお伝えしたバガン・ニャウンウー空港の国際線乗り入れについてですが、ミャンマー航空局が正式に認可したと、ミャンマー紙大手のミャンマータイムスが報じています。

www.mmtimes.com

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この中で航空局副局長のYE HTUT AUNG氏は、ヘーホー,バガン(ニャウンウー),ガパリ(サンドウェー)の各空港への外国からの直接乗り入れを、拡張工事後に認めると語ったということです。

ヘーホーとガパリにつきましてはどのような計画なのか発表されていませんが、バガン空港については昨年日本政府が4200万米ドルを援助して滑走路の拡張工事を行うと報じられていますので早く進むものと思われます。

これは2019年に予定されるバガン遺跡のユネスコ世界遺産登録に向けて、その前に国際線発着を可能にするという方針に基づくものと思われ、現地調査も行っていますが乗り入れを前提とする調査であるといえると思います。

ちなみにバガン遺跡への国際線乗り入れについては、旧パゴック空港を再利用する検討もなされたようですが、結果的にはバガン現空港を拡張する方が早いと判断された模様です。
またタイの報道では、ミャンマー政府はバンコクエアウェイズにタイ以外の国からの直行便就航を打診したものの、バンコクからでないと飛ばさないと回答されたということで、それも影響したのかもしれません。

なお、これまでの各報道でバガン直行便を予定している(または、していた)航空会社は以下の通りです。

シルクエア:シンガポール
バンコクエア:バンコク/チェンマイ
エアアジア:クアラルンプール/バンコク
ラオス航空:ルアンパバーン/ビエンチャン
ミャンマーナショナル:シェムリアップ他
ミャンマー国際航空:未定

工事をするのが日本ということになりますと進捗も早いでしょうし、2019年までには間に合うのではと思います。
ただバガン・ニャウンウー空港は遺跡に近すぎてジェット機材が発着できなかったわけですから、同時にパゴック空港などを整備して数年後には移転させる計画なのではないかと思います。
いずれにしてもJALのホームページにバガンと表示されるのかと思うと今から非常に楽しみです(ANAは…エアカンボーザとコードシェアでも組んだらどうでしょうか?笑)。

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メイッティーラで大量のピューコインが発見される

バガン近郊の町メイッティーラで224枚ものピューコインが発見されたとMyanmar Digital Newsが報じています。

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ピューコインはバガン王朝の前時代であるピュー王朝時代に使用されていて東南アジア各国で見つかっていることと、これがビルマ族のバガン時代には使用された形跡がないことが大きな謎とされています。

メイッティーラはバガンと目と鼻の先ですので、今回の発見で何か重要な史実が明らかになるのではないかと期待しているところです。
もしかしたらビルマ族の起源も関わってくるかもしれませんね。非常に楽しみです。


ソース:The Global News Light of Myanmar
http://www.globalnewlightofmyanmar.com/ancient-silver-coins-discovered-wundwin-township/

 

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■注意喚起・観光省ライセンス不所持の宿泊施設について■

お客様からのご報告で、ビザ申請時に宿泊施設名を告げたら、その施設での宿泊ではビザ発給ができないから変更するように通知されたということがありました。

これは観光省登録された外国人向け宿泊施設ではないという理由かと思われますが、他でも発生している事案かと思いますので、ご旅行予定の方でご自身で宿泊予約をされる場合には、新規の宿泊施設(特に××レジデンスなど)には気をつけられてください。

特定する施設名は挙げませんが、だめだと言われた施設はAIR BNB,AGODA,BOOKING.COM,HOTEL.COM,EXPEDIAの主要予約サイトにすべて掲載されていました。AIRBNBで民泊っぽい施設であったら避けた方が良いかもしれませんね。

キャンセル料がかからない予約を入れて、ビザがおりてから確定させる方が無難だと思います。
なお、最近ミャンマー入管の手続きが煩雑化していますのでこれから注意が必要です。

どうぞお気をつけてご旅行されてください。

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2017~2018年ハイシーズンのヤンゴン⇔バガン線運航状況

こんにちは。
ハイシーズンも後半に差しかかってきましたが、今シーズンのAIR KBZのヤンゴン⇔バガン路線の運航状況をまとめてみました。
下記に取り上げたのは直行便のみで、経由便もこれ以外に2~4本運航しています。AIR KBZの良いところは変更の傾向がはっきり読めること、機材が多いので多少搭乗率が悪くても飛ばすことです。ここが他社との大きな違いなので、私の会社としましてもこのフライトが取れたら最優先で発券するようになりました。

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※ご注意:下記の矢印の右側の時刻は、変更になる可能性のある時間です。変更になる日は不定期ですので、最新の時刻をご確認ください。


ヤンゴン→バガン

■ K7262 0700/0820 ---> 0600/0720, 0715/0835 

年間を通して主要便で欠航はほとんどありません。今年はK7246への振り替えが見られました。

■ K7246 0715/0835

サブフライトとして増便されたが今年はほぼ運航されています。時刻変更もほとんどないですし、安い券種が残りやすいです。

■ K7211 0740/0900

臨時便として運航していましたが、2月以降は欠航するようです。

■ K7248 0800/0920

年間を通して主要便、主軸として運航しているので欠航はほとんどありません。団体向けに人気のフライトなので満席になるのが早いです。

■ K7240 1100/1220 ---> 1000/1120, 1130/1250

一昨年できた朝ゆったり便で弊社のお客様にも人気、もともとは10時発なのでローシーズンは戻す可能性もあります。9月10月あたりに11時30分発への変更が複数日ありました。

■ K7206 1530/1650 ---> 1600/1720

直行便として増設されたフライトですが、時刻変更はあるもののほぼ運航されていました。

■ K7236 1700/1820

新設されたばかりの夕方便ですが、最初は事前欠航となったりしました。現在の運航状況は良いです。


バガン→ヤンゴン

■ K7212/K7235 0915/0935 ---> 0935/0955

新設された朝便です。たまにK7265への変更が見られますので、同日乗継は余裕をもって組まれる必要があります。

■ K7265 1105/1225

11:25発で予定されていましたが、この時刻に変更になりました。朝日を見てからチェックアウトして間に合うフライトなので人気です。運航状況も非常によく、以前はほぼ夕方便ばかりのお客さんでしたが、いまは2割ほどの方がこの便を利用するようになりました。

■ K7207 1705/1825 ---> 1735/1855

安定している夕方便で、ハイシーズンはこの時刻になっています。現在NH814成田行きへの乗継ができることから人気がありますが、5月以降のローシーズンでは18:20発(1月18日現在)と乗継ぎにリスクがありますので、注意が必要です。

また夕方便は他空港を周遊してから来るので、どこかで遅延が発生するとこの便にも遅れて到着することがあります。30分~1時間の遅延はよくあると思ってスケジュールを検討する必要があります(この便に限ったことではありませんが)。

■ K7269/7225 1830/1950

新設された夜便です。たまに欠航してK7207に代替変更となっていましたが、年末年始が終わると運休していますので、臨時便だったようです。来年以降飛ばすのかわかりません。


以上です。
ちなみに5月からのローシーズンも既に運航スケジュールが出ていますが、ゴールデンウィークなどは行き帰りとも午前便+午後便の直行便が組まれていて、さすが最大手という感じですね。
なんだかエアカンボーザの回し者のような内容になってしまいましたが(笑)、別に他社便を手配しても私の会社としては同じなのですが、やっぱり運航実績が違うのでしょうがないですね。

今年も皆さまどうぞ良いご旅行をされてください。


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