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~バガン便り~

バガンに本社がある旅行屋のブログ

顧客目線に欠けた旅行業界

昨日からニュースを騒がせている旅行代理店てるみくらぶの手配トラブルですが、単純に言って資金ショートとみられます。

 

ただ、納得ができないのは、現地手配を含め多くが立替払い(代理店からして買掛)のはずなのでなぜこういうことになるのか理解できません。経営上の問題なのでしょうが、現地手配業者はこれによって大きな損失を被るでしょう。

 

そして何よりも、今日現在も多くのお客様が旅行に行けなくなっている事実を他社さんはどう考えているのかということです。現地手配業者は複数の代理店に旅行手配を行っているのが普通で、てるみくらぶがだめでも〇〇旅行の手配に切り替えて旅行を催行することだって現実的には可能なのです。
何万人もの人が旅行に行けなくなっている状態で何もしないというのは、同じ組合員(ほとんどの旅行代理店がJATAなどの会員です)としてどう考えているのか疑問です。

 

それから、旅行業界メディアであるトラベルビジョンも次のように書いています。

“まず、当たり前のことですが、お客様にお迷惑をおかけするのは論外です。記事では、旅行業界の専門メディアとしてできる限り正確に事実だけをお伝えできるように丁寧に書いたつもりですが、噂レベルでいえばもともと良くない話が聞こえてくることがあったのは事実で、おそらく読者の皆様のなかには「ああやっぱり」と思われている方もいらっしゃるのではないかと思います。”
トラベルビジョン3月25日より
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=77020

 

これもまた残念に思いますが、予見できたことをなぜみすみす放っておくのか、これから旅行業界全体で考えていくべきことだと思います。

ただ問題の本質のひとつに、冒頭で述べたすべてが立替えで処理する決済方法があると思いますのでそのようなスキームである限り顧客から経営状態が見えない以上防げないと思います。
あと、このようなことが起こると、代理店に対する信頼が大きく揺らぎ、航空券やホテルなど直販によって購入する流れが一気に加速化していく気がします。そろそろ大きな流れで変わっていく時期なのかもしれませんね。

 

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上座部の瞑想効果

上座部の話

先日ヤンゴンの偉いお坊さんに密着取材(?)したときのこと、大事なセミナーがあるから来いと付き合わされました。

 

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で、行ってみると、大勢のお坊さんや各国の学僧が熱心に受講しているので、何かと思ってみると…
インド研究をしている欧米の女性講師が、上座部仏教の瞑想によってどのようなリラグゼーション効果が得られるかというのを学術的に説いているのです。
これには驚きました。それでお坊さんたちはどんな思いで聞いているのかと見ると、皆さん「フムフム」という表情で聞いてるんです(笑)。
つまり上座部、特にミャンマーでは瞑想を大きな修行のひとつとして習慣づけてますが、“やらなければいけないこと”なので、それが身体にいいとかは考えたことがないわけです。またそれを外人の仏教徒でない先生から習ってるというのが面白かったです。
日本人には精神修養というと、密教僧が滝に打たれたりお経を1万遍も唱えたりと、なかなかタフな行いのイメージがありますが、修行が身体にいいなんて、ミャンマー人の生活に出家が定着しているのはこのあたりにも原因があるのかもしれませんね。出家するとリフレッシュできるんですから。

 

 

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インドシナ民族

日常の話

カンボジア人にミャンマーのロンジーの写真を見せると、「あ、田舎のカンボジアの服装だ」と言います。またミャンマー人にカンボジアの田舎の風景を見せると、「あ、ミャンマーといっしょだ」と言います(笑)。国境なんてものは、地図上の点線がなければ分からないようなものかもしれませんね。


ヤンゴンプレス3月号掲載「バガン通信」
インドシナ民族

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去年バガンの若手ガイドとカンボジアのシェムリアップに行ったときのことです。

彼は古い家系のバガン人らしく、明らかにインド系の顔をしているのですが、驚いたことにカンボジアではほぼ100%クメール語で話しかけられていました(笑)。

東アジア人である私には不思議で仕方なかったです。なぜかというと、カンボジア人と彼の顔とは似ても似つかないからです。


インドシナ半島は国家の興廃に伴って、多くの民族が混じりあって形成されてきた歴史を持ちます。バガンの時代も多くの民族がバガン王朝内に存在したことが明らかになっていますし、もともと多民族的な色合いの強い地域なのかもしれません。

だから、顔の特徴しか見ない日本人の私からすると、そのインド系のガイドを“インド系の特色を持つ顔”だと認識していますが、彼をみたカンボジア人たちには自分たちに非常に近い出身の人だということが肌で分かっているのかもしれません。そうでないとまったく腑に落ちない出来事でした(笑)。

バガン時代、王朝を形成する主要民族には、ビルマ,モン,ピュー,インドそしてクメールの各部族が含まれていたとされています。これは当時の民族分布を考えると周辺の民族はほとんどすべてがいたということになります。後世北からシャン民族が王朝を築いて勢力を伸ばしますが、もともと様々な民族が一緒に暮らしてきたのかもしれませんね。

ちなみに、バガンから直線距離でヤンゴンとタイのチェンマイはほぼ同距離、インドのアッサム地方はもっと近いですから、当然といえば当然かもしれません。

そういえば先日、私の会社のスタッフをタイのスコータイに視察に連れて行ったときも、カンボジアの時と同じように、完全にタイ語でまくしたてられていました。通訳に何と言っているのか聞いたところ、「あなたはタイ人なのになんでタイ語を話せないの?」と言われているというので、噴き出してしまいました。

彼女もやはり典型的なビルマ族の顔をしていると思うのですが、この2つのできごとから、ミャンマーもカンボジアもタイも本当のところはあまり変わりはないのかもなと、なんとなく自分を納得させてみました。

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ANAの新会社アジアン・ブルーが国内線参入か?

ミャンマー国内線

ANAが昨年ミャンマー発着の近距離路線就航に向けて設立した新航空会社アジアンブルーが、ミャンマー国内線に参入するのではないかという情報が運輸省関係者から入ってきました。

 

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ミャンマー国内線の運航は外資規制されているので現段階で外国企業が就航することはできませんが、ASEANの枠組みで考えれば航空自由化の流れになっていますのでいずれ開放されることになるでしょう。


しかし2016年にバガンに訪れた外国人が28万人で、ミャンマー人も含めて15万人ほどしか空路を利用していない国内線需要の中で、どれだけ運航計画を周到に練っても現状として少ない搭乗客の奪い合いにしかならないのではないでしょうか。


ANAがやるのであれば、まず日本で観光プロモーションを大々的にやって頂いて、日本の代理店さんももっとツアーをつくってくれないとあまり意味がないのではないかと思います。今年は去年より日本からのツアー客少ないですよ。


あと、最近の傾向として航空会社のオンライン予約化が浸透してきて、グーグルなんかも時刻表載せたりしていますので、アジア(特に日本)市場を重視したようなサイトのANAさんでどこまで欧米マーケットを獲得できるかでしょうか。

ANAが国内線就航すると、JALUXがマンダレー空港を運営しているだけにJALも動いてくるかもしれませんし、近隣のエアラインも一気に参入(というか国外からの直行便就航)してくるでしょうからアジア観光にとっては面白い流れになりそうですね。

ただもう一点、ミャンマーが民主化して経済活動が自由になってすぐ、こういう流れで外資が次々に参入すると、当然経験の差は歴然としているため外国のエアラインが圧倒的に勝つでしょう。でもそれって本当にミャンマーのためになるんだろうかという疑問がふとわいてきます。地場産業を守るために外資規制があるのだから、現地企業が未成熟なうちに同じ土俵にあげてしまうのはちょっとかわいそうな気がしてきます。

 

※前回頓挫したアジアン・ウイングスへの出資と異なり、今回は合弁といっても航空関連でない企業との合弁ですからANAが飛ばすための会社といえると思います。アジアン・ウイングスとのときから計画していたのだとすると、なかなか巧みですね(笑)。

 

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『特集・バガン遺跡』

レポート 観光情報

執筆を担当させて頂いたヤンゴンプレス紙のバガン特集です。

写真提供は加治勝利さん・サラトラベルミャンマーです。

 

ヤンゴンプレス2017年3月号掲載
発見ページ『特集・バガン遺跡』

 

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上座部仏教の遺跡であるバガン遺跡は、ミャンマーの北西部に位置し、地理的にはヤンゴンとインドの中間にあり、気候はマンダレーとともに周辺では珍しくきわめて雨量の少ない熱帯気候に入ります。

 

この地は11世紀から13世紀にかけてビルマ族初の統一王朝があったところで、およそ200年の間に数千もの寺院やパゴダなどの仏教建築物がつくられ、そのうち現在でも2200基あまりが当時のままのものだとされています。

 

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ミャンマー民主化とともにバガンにも多くの観光客が訪れるようになり、日本人にもよく知られた観光地となりました。バガンが特徴的なのは、ひとつには現在まで上座部仏教の聖地であり続けているために、巡礼のために参拝するミャンマー人の信者や各国の僧侶なども多く訪れることです。特にミャンマーは仏教国の中で信仰が深いことで知られているために、観光と信仰の二重の訪問地になっています。

 

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日本では世界三大仏教遺跡と言われますが、その中でバガンだけが純粋な上座部遺跡であり、仏教遺跡の系譜でいえばスリランカのポロンナルワと同時期、タイのスコータイ遺跡の前ということになります。

 

また歴史的には、スリランカ仏教が一度衰退した時期にあたり、モン族の文化とビルマ王朝の前時代のピュー王朝の影響を色濃く残しています。
12世紀になりスリランカ仏教が復活し、現在につながる東寺派が主流となると、バガンもこの新派を採択し、その後インドシナ半島に拡がり現在まで続く一大仏教宗派となるのでした。

 

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バガンの魅力は、何といっても広い範囲に点在する仏塔群で、バガン時代には王朝から庶民までその身分に合わせた規模の建築物ををつくり、自己の涅槃を願いました。またそのほとんどはレンガを使用し漆喰などで外観を整えたものでしたが、現在では風化によってレンガが露出し、遺跡全体が赤茶色という独特の風景を醸し出しています。そしてバガンは、ミャンマーや周辺諸国の中では珍しく年間雨量が少ない土地にあるために、朝日と夕日の名所となっており、マルコポーロも『東方見聞録』の中で、バガンについて“世界の中でももっとも美しい風景のひとつである”と絶賛しているくらいです。

 

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バガンのパゴダや寺院には幅広いバリエーションがあり、主に王族が建立した巨大寺院群や僧院跡、その他一般庶民まで含めて大小様々な仏塔・寺院が現存しています。その中でアーナンダ寺院やダマヤンジー寺院などはミャンマー人にとって一生に一度は参拝すべき寺だとされ、季節に関係なく年中賑わっています。

またシュエジーゴンパゴダはその後ミャンマー中のパゴダの原型となり、全国各地にその影響を残しています。

 

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面白いのはバガン遺跡では女人禁制というものがほとんどありません。現在も信仰対象であるにも関わらず、上層階にある仏像などを女性も拝むことができる点で、ミャンマーの他の観光地と大きく異なります。上座部が古典的な教義でありながら、バガン遺跡が欧米人観光客に人気が高いのは、バガン観光がジェンダーレスであることも理由の1つに挙げられるかもしれません。

バガン王朝が崩壊したあと、今の考古学保護地域は少数の僧院が残る以外はミャンマーの他地域と同じように農村地帯となっていたために、何百年ものあいだ遺跡の脇で豆や胡麻などを栽培してきました。これがまた牧歌的な風景をつくりだしていて、観光客にとっては大きな魅力になっています。

 

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バガンを大きく分けると、遺跡の中心であるオールドバガン、主にバジェットホテルから中級ホテルが多く集まるニューバガン、タウンシップの中心ニャウンウーの3つからなります。

この中でオールドバガンはバガン王朝の王宮があった場所で、仏教建築物も集中しています。一方空港周辺にもバガン後期の遺跡が多く存在するパヤトンズ遺跡群があり、こちらも最近では多くの観光客が訪れます。この2つは是非とも訪れたいところです。

 

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バガンへの行き方は、空路がもっとも多く、直行便でヤンゴンから1時間20分、マンダレーから30分の距離にあります。現在定期便は国内線のみとなっており、国際線の乗り入れはありません。空路以外ではヤンゴンからバスが多数運行されていて日本人利用者も多いです。その他マンダレーからのクルーズ、鉄道もあります。
バガン観光のまわり方として一般的なのは、車でまわる方法と最近はEバイクで移動する人が増えています。以前は自転車も主流でしたが坂道が多く、その上深い砂道があるのでEバイクが普及してから利用者は少なくなっています。その他馬車も相変わらず人気があります。

 

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バガンに欠かせない朝日と夕日ですが、朝日鑑賞は気球に乗るかパゴダに登って鑑賞するというのが一般的です。夕日鑑賞は、同様にパゴダに登るかサンセットボートを利用する人が多いです。バガンは四方に仏塔群が散らばっているので時期に関係なく、パゴダと朝日夕日が同時にファインダーに収まるというのが人気の理由でしょう。

 

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宿泊施設はゲストハウスから高級ホテルまで100軒ほどがあります。このうちゲストハウスはニャウンウー周辺とオールドバガンに向かう途中の村ウェッジーインに固まっています。遺跡の中心オールドバガンにも5軒の中〜高級ホテルがあり人気があります。その他遺跡にあるホテルとしては、ゴルフ場を併設するアメージングリゾート、高級ホテルのオーリアムパレスがあります。バガンでは移動手段が限られてくるので、価格帯とロケーションによって決めたいところです。

 

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観光に適した季節となると、雨季のほとんどないバガンでは一年中観光できると言えますが、その中でも11月~2月はほぼ毎日快晴に恵まれるベストシーズンとなります。それ以外でも5月ぐらいまでは雨がほとんど降りませんが、3月後半から気温が上がり暑くなります。日本の夏休みにあたる7月~8月はヤンゴンでは雨季の真っ只中ですが、バガンでは雨が少ないために観光に相応しい季節となっています。

 

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世界三大仏教遺跡のひとつに数えられるバガンですが、バガンに多く見られるピラミッド型の仏塔の形状がボロブドゥール遺跡の影響を受けているという説があります。ただボロブドゥール遺跡は8世紀に建造されたものであり、当時ミャンマーはピュー王朝全盛期、東の国境は古クメール王朝と接して、いずれも仏教国家でした。ヒンドゥー教が勢力を拡げる前のインドシナやマレー半島などは、多かれ少なかれ仏教(特に大乗仏教)の影響を受けていますので、時代の違う遺跡を比較するというのはあまり意味のないことかもしれません。

一方、アンコール遺跡とバガンとなると、これはインドシナの覇権を競った同じ時代の大国同士ですので相互に影響し合ったことでしょう。あまり知られていませんが、バガン王朝の中にはクメール人の大臣がいたという記述もあって、いま考えられている以上に近しい関係だったのかもしれません。

 

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ただバガンには、他の2つの遺跡と大きく異なる点があります。それはバガンが“生ける遺跡”だということです。バガン遺跡は本当のところ遺跡とは言えません。なぜなら現在まで連綿と続いている仏教の聖地であり、バガンにあるすべてのパゴダは現役のお寺と同じように土足で上がることの許されない信仰対象であるからです。

 

バガン王朝初代のアノーヤター王が初めて上座部仏教を国教としてから千年の間、ミャンマーでは一度も途切れずに上座部を信仰してきました。バガン王朝が崩壊し、田舎の農村に落ちぶれていたのどかなバガン村でも、主要な寺院は信仰対象として存在し続けてきました。
そしてこれからもバガンは、遺跡全体が信仰物という世界でもひときわ異彩を放った観光地としてあり続け、多くの観光客を魅了するのです。

 

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AIR KBZが往復割引を変更・5席限定ヤンゴン⇔バガンは195ドルに(一応)

ミャンマー国内線

こんにちは。

エアカンボーザ(AIR KBZ/K7)が5月以降のローシーズンの料金システムを変更し、往復割引が10ドルほど安くなりましたが5席限定となってしまいました。

 

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ただシステムを眺めていますと、発券サイドの料金体系はなんら以前と変わっていないようですので、サラトラベルでは引き続き往復割引を無期限販売としたいと思います(笑)。

 

その結果ヤンゴン⇔バガン・インレー・ガパリでいえば、往復割引196ドル(新規5席)>往復割引208ドル(現行まま)>通常片道108ドル×2枚ということに決めました。

 

(代理店にとって改悪じゃなくてよかったです。笑 昨日新コミッション体系を導入しますと急に連絡が入っていやな予感がしてたんです。はは)←オフレコ

 

 

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お寺さんのリアルな裏話

日常の話

こんな話がありました。

いまシュエジーゴンパゴダが金箔張替工事をしていますが、尖塔の傘の下あたりは金箔でなく、金の板を打ち付けてるのだそうです。それを聞いた地元の人と、パゴダの事務局長の話…

 

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民 「そんな金があったらもっとバガンのために学校つくるとか病院つくるとかしなさいよ」
事務 「だって、政府がこわいじゃないですか。大きい予算の申請なんか出したら何されるかわかりませんよ」
民 「何言ってるんだよ。政府はもう変わったじゃないか」
事務 「(首を振りながら)いえいえ。こわいですよ」

私はそれを聞いて笑ってしまいました。

上座部の人々は、自分の涅槃のためにお金や物を寄付したり、土地を寄進してきました。その結果お寺にはお金や物や土地が貯えられていきますが、バガン時代にはあまりにも寄進された土地が多くなりすぎて(すべての土地の30%が寺領になったという試算も)、国家経済を圧迫していきました。そして歴代の権力者はこの寺のものをどうやって国庫に納めるかに力を注いだわけです。

一方お寺の方も、寄付されたものをお釈迦さんに渡すことができるわけでもなく、貯蓄されていくものをどうしていいか分からないという現実があるようなのです。

私は陽の目を見ないお宝がわんさかあると思っているので「早くセキュリティのしっかりした宝物館をつくって、観光客に見せてくださいよ」と(冗談まじりに)言っているのですが、事務局長の話を聞くとそんなことが実現するのは何十年後だなという気がしてくるのです(笑)。


※シュエジーゴンパゴダのお披露目は7月頃になるのではないかと思います。

 

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