女人禁制のなかったバガン時代
本当はもっとパブリックに書きたいことなのですが、ミャンマー仏教に敬意を表しこのブログに書くだけにとどめたいと思います。
ミャンマー仏教において性差は数多く存在し、ゴールデンロックやマンダレーのマハムニパヤー、インレーのファウンドーウーパヤーなど、女性が触れられない、または近づくことが許されない仏教施設がたくさんあります。
ところが、バガンではそういうものがほとんどなく、ヤンゴンのシュエダゴンパゴダのように「階上には女性は上がれない」ということもまったくありません。例外として、アーナンダ寺院の中にあるチャンシッター王の像に女性は金粉を貼ることができませんが、これは後世できた慣習でしょう。
バガンの時代は仏教信仰に対する男女の性差はなかったと考えています。
逆に歴代王妃が寄進した寺院に美しい壁画が多く残っていることを考えると、女性だけにしか許されないなにか面白い教義があったのではないかと想像してしまいます。