バガン&ホイアン便り - ミャンマー・ベトナム観光 情報ブログ

ミャンマー&ベトナムにあるサラトラベルの情報発信ブログ

自分でミャンマー国内線チケットを買う人はどうすればよいか?

釣りでもあおりでもなく、タイトルそのままの内容です(笑)。
今回はぶっちゃけます。そして現地を通す日本の旅行代理店さんなども意識して書きます。

私が旅行するときに、ツアーは使いません。すべて個人旅行です。
だからサラトラベルのツアーも、買い物がない、自由度が高い、朝が遅い(笑)など、自分だったらイヤなものはほとんど入っていないのですが、さらにもし自分がミャンマー国内線を手配する場合に、現地のサラトラベルは使わないのではないかとふと思ったのです。つまり個人旅行に慣れている人(現地旅行会社に慣れていない人)は自分でチケットを取ろうとする、その人たちは本当はどうすればよいのか、それを今日は書きますね(笑)。


■最重要■ メールは旅行中でもチェックする

自分でチケットを手配した場合、登録したメールアドレスに時刻変更などが来ると思いますが、ミャンマー国内線各社は前日夕方でも時刻変更を容赦なくやってきますので、必ずホテルに着いたときなどはメールを確認する。その際、hotmailやezwebの付くアドレスは使わない(ミャンマーでの不着などが多いです)。

ちなみに私の経験上、コードシェア便は事前の変更はあまりありません(コードシェアを組んでいる相手方のお客さんに気をつかってるんでしょう 笑)。今年は前日に30分以上早くしたというケースが、弊社のお客様の便だけで10回以上ありました。搭乗手続きが1時間前、30分早くなるということは、メールを見てない人が観光後そのまま空港に行ったとしたら、空港に着いたときがチェックインカウンタークローズの時間ということになり、相当焦るでしょう。
またそれ以上早くなった場合には、当然のことながら積み残しとなります。



■重 要■ リコンファームを当日する

すごい裏技ですが(笑)、ミャンマー国内線の場合いちばんこわいのは実は積み残しです(ノーショウによる)。前記した通り、早くなることが頻繁にありますし、航空会社はそれを気にしていない(搭乗客は自分らの送る緊急の連絡メールなどを全員が読んでいるという前提で決定しています)ので、空港に着くまで気をつける必要があります。

ぶっちゃけますと、ミャンマー国内線(信頼できるエアラインの場合)の時刻変更には以下のようなパターンがあります。

1.数ヶ月単位である、定期的な路線・時刻変更(タイミングによっては自分の搭乗の直前に重なることもある)
2.搭乗日1週間~1ヶ月前に起こる、搭乗率を理由とする路線・便名・時刻変更、および欠航(事前欠航はこのくらい前までです)
3.搭乗日前日~3日前に起こる、機材調整を理由とする直前の変更(欠航はほとんどありません)
4.搭乗日に起こる天候不良、機材故障による遅延および欠航(他国同様です。台風の多い日本よりははるかに少ないでしょう)

はじめて書きますが、おそらくパイロットと共通認識だと思います(笑)。で、私の知る限り、積み残しはお客さんが自分の変更になった時刻を知らないことが多いと思います(当然ながら弊社のお客様には出ません)。つまり事前の変更と、当日の変更を分けて考える必要があるわけです。そして前日までのメールチェック(航空会社のシステムエラーを片隅に置く)、そして当日朝にでもホテルなどから電話してもらい、乗る空港のチェックインカウンターに最新の時刻を確認する。これでいいと思います。

ただ、ミャンマー国内線は周遊型で、ヤンゴン→ヘーホー→バガン→マンダレー→/ヤンゴン→ガパリ→・・・という運航スケジュールが組まれているために、天気がよければ前半は貯金をつくるために搭乗客が集まったら出発する。そのために出発時刻が早くなる傾向にあります。逆に午後遅い便などはさんざん迂回してきているのでどこかで遅延が発生、出発時刻が遅くなる傾向にあります。またインレー上空で霧が発生すると全便離着陸ができなくなるので、ヘーホー経由便は、大幅な遅延が発生します。そして離着陸が可能になると、1機ずつ5分単位とかで離陸させるので、8時発も10時発も同じような時間帯のフライトとなってしまいます。

それから、フライト数の多いヘーホー空港などは、当日空港に行ってみたら、経由便になっていたとか、便名が変わっていたという当日変更が結構あります。もともと天候に左右されやすいという場所柄もありますが、注意が必要です。

話が逸れましたが、前日までのメールチェック、そして当日の電話での時刻確認(あるいは前日さらに1回電話で確認すると確実)でほぼカバーできるのではないかと思います。


■重 要■ 事前の欠航について

あくまで信頼できる航空会社を選ぶことが前提ですが、その上で事前欠航が発生した場合、以下のようなパターンが想定できます。

1.出発時刻の変更
2.直行便→経由便への変更
3.自社内での代替便振替
4.他社便での代替便振替
5.代替便なしの欠航

変更の出る確率ですが、統計をとっていませんのでまったくいい加減な数字だとして、全便の1割~2割は発生していると思います。ただ、時期に偏りがあるので、集中するときは毎日多くの便で発生します。これは、団体のキャンセルが出る年末年始や、その前後、季節の変わり目である9月・10月・4月・5月に多いです。

それで皆さんは、5.の代替便なしの欠航ばかりご心配されますが、実はこれは多くありません(信頼できる航空会社の場合です)。なぜかと言いますと、2.から4.までは実は欠航を含んでいるものの、航空会社の方で対応した結果なのです。つまり気を付けなければいけないのは、代替便がない“路線や時間帯”となります。たとえばバガン→マンダレーの夕方便など、大手でも欠航したりしますが、大丈夫なのかな?と思ったらまず他社で同じ時間帯にあるかどうかを検索し、複数組まれている時間帯を選択するというのがベターだと思います。

ただ、夕日が見たいとか、それぞれ事情や希望があるでしょうから、もし代替便のない欠航になったらどうするか、バスで移動してもいいや、車をチャーターすればいい、その日はキャンセル無料の宿にしておこう(笑)、その日だけサラで買っておこう(爆)など、ご自身の代替案があればカバーできるかと思います。


■重 要■ 当日の欠航について

前述した通り、ミャンマー国内線で起こる当日の欠航はさほど多くありません。台風が直撃すると空港閉鎖になる日本よりもはるかに少ないでしょう。
パターンとしましては、他国同様天候不良と機材故障によるものがほとんどだと思います。
で、どうなるかですが…。

天候不良で完全欠航の場合、夕方便しかないのではないかと思います。昼間の便は欠航ではなく遅延となり、ただ延々待つことになります。

機材故障の場合、機材の多いエアラインであれば回送して飛ばしてきたりします。だから運航状況の安定したところを選ぶべきなのです。お客様の報告では故障して使えず、飛行機が迂回してきて3時間後に出発できたということがありました。3時間の遅延で済めばまだましと言えるかもしれませんね。

■重 要■ 旅程に影響する場合

大幅な遅延や欠航によって旅程に影響しそうになった場合、現地の空港職員に詰め寄ってもまったく意味がありません。サラトラベルのお客様では、自身で判断してその場で同じエアラインの他便に変更するという方が何人かいらっしゃいましたが、これが正解だと思います。大幅な遅延が発生しました。でもお客さんは1本後の便に自分で変更してもうヤンゴンに向かってますという報告がありましたが、こういう迅速な判断ができると理想です。

また、返金の有無が微妙なところですが、とりあえず足を確保するという意味でバスに乗って移動してしまうという選択肢もあります。当社のお客様で実際に天候不良で全便欠航となったので、バスで向かったという方がいました。待つのがいやな私もそうすると思います。

ちなみにご存じないと思いますが、実はバガン・ニャウンウー空港からマンダレー空港までは車で3時間ちょっとです。こういう移動が1回もなかったので私自身最近まで気づきませんでした。ですので高くつきますが、旅程を優先するのでしたら、車をチャーターしてしまうという方法もあります。ちなみにマンダレー市内まで入ると5時間近くかかります。あくまでマンダレーから出国する人向けですね。


■裏 技■ 遅い便を予約して早い便に変更する

私の得意分野です(笑)。
たとえば乗り継ぎ時間の短い同日乗り継ぎを想定していて、ヤンゴン到着から国内線出発までが1時間30分~2時間という微妙な時間になったとします。積み残しが心配なので私は「リスクがあります」と言っていますが、遅い便で予約しておいて、当日チェックインカウンターに行って早い便に間に合いそうだったら、空港で変更すれば良いのです。空席があればその場でできます。なければ仕方がありませんが。


■その他■

・路線変更はできない。返金可であればキャンセルして買い直しが現実的です。
・航空会社が想定していないので、2便乗り継いでの経由というのはやめた方が良い(経由便を除く)
・事前変更は直行便→経由便への変更、経由便→直行便への変更のいずれもあります。
・コードシェア便のチケットは、1社で満席でも、運航側の方で席があったりします。
・料金設定を急に変更したりするので、早い時期に買ってものちのち高くなることもあれば、安くなることもある。
・2018年現在往復割引、周遊割引とも設定されていません。プロモでたまにありますが、これまで旅行会社向け以外にはなかったと思います。
・欧米人の搭乗手続きが早くて、希望の席が取れなかったりします。バガン発の場合観光途中で早めに1回チェックインして席を決め、それから遺跡に戻って(パヤトンズなど空港周辺)観光するなどという手もあります。

今回の情報は久しぶりに有益だと思うので(笑)、現地のツアーオペレーターさんが、サラめ余計なこと言いやがってと言ってるかもしれませんが、すみません。。



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本日ミャンマー入国の際のビザ免除が発効

※情報は2018年10月1日現在のものです。最新の情報をご確認ください。

本日より日本国籍の旅行者は観光ビザが免除されています。運用開始を確認いたしましたので公式に掲載したいと思います。


■日本国および大韓民国の一般旅券所持者に対するビザ免除に関する告知■

※下記内容は2018年9月に修正された内容に更新されています。

ミャンマー連邦共和国は、一般旅券を所持する日本国および韓国からの旅行者に対し2018年10月1日から2019年9月30日までの1年間を試験期間として、短期滞在査証の免除措置を実施する。

【発給条件】

(a) 本免除規定は、ヤンゴン,マンダレー,ネピドー各国際空港からの入国、またはタチレイク、ミャワディ―,コートーン,プーナムロン(Hteekee)各国境チェックポイントからの入国に適用される。

(b) 観光目的に限定され、観光ビザが発給される。

(c) ビザの有効期間は30日間で、延長はできない。

(d) 団体ツアー,個人旅行ともに適用される。関連省庁,機関,旅行代理店からのいかなる書類または推薦状などは必要ない。しかし入国目的は観光に限る。

(e) ミャンマー連邦政府による法規や規則,命令などに従わなければならない。

(f) 旅行者は立入制限地域を除いて自由に旅行することができる。

(g) 入国管理局および当局は、許可後であっても滞在不適格と判断した場合には、当該旅行者の入国を拒否することができる。

(h) 入国を許可された旅行者は、すべての国際空港および国境チェックポイントから出国することができる。

 

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3つの国際空港で出入国カードの提出が不要に

ミャンマー入国管理局(移民局)は先週、ミャンマーを訪れる外国人に義務づけられていた出入国カードを、ヤンゴン,マンダレー,ネピドー空港利用の場合廃止すると発表しました。ミャンマータイムや新華社通信などが報じています。
また実際に既に実施運用されているようです。

www.mmtimes.com

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今回の廃止はミャンマー観光における利便性を高める目的があるとみられ、既に発表されている10月からはじまる日本人観光客のビザ免除とともに観光誘致を促す良い判断だと思います。
そういえば先日税務署の担当官から、2016年度のサラトラベルの過払納税額の還付があるから取りに来なさいと連絡がありましたが、これもその一環でしょうか?あ、違いますかね(笑)。

さて、10月からいよいよハイシーズンを迎え、前記した通り日本国籍の旅行者はビザ免除となる見通しです。ただ実施がはじまっていませんので、念には念を入れて確定とは申し上げていません。改めて確定の情報などが入りましたらご報告させて頂きたいと思います。
ご旅行予定の方はどうぞお気をつけてお越しください。

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10月からのビザ免除の現金所持要件が不要に

先日発表された日本人のビザ免除の条件として、「1000米ドルを所持していること」というのがありましたが、(案の定)早々と不要となりました。

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現地の旅行会社として考えますと、パッケージで申し込んだとしたら、どうやって1000ドルも使うのだろうかと最初から無理がありましたが、まあ本当に現金所持が必要となったらサラトラベルに事前に旅行費用の手付けを入れてあると言えば問題ないだろうなと、姑息な対応策をすでに想定していたのですが(笑)、あっけなく引っ込めてくれましたね。

まあそれは冗談としましても、バックパッカーがどうやって旅行するんだと思うとひどい条文ですし、すぐに米ドルじゃなくてその他の外貨でも構わないと訂正されたようですので、ああもうなくなるなと思っていました(笑)。

またバガンでも観光ガイドなど関係者は猛反発していて、現地サイドの反応は早かったです。ただ原文を見ますと、“当面は条件をなしとするが、今後については未定”とあり、含みを持たせていますので注意は必要かと思います。

いずれにしましても、これで安心してビザなしで入国できそうですので、本当によかったです。
8月に入りました。今年前半は欧米人を中心に観光客が減少したようですが、後半は例年並みに戻っています。国内線の運航総数が減ったのが影響して11月などはフライトがとりにくくなっています。ご旅行予定の方はお早めにご検討ください。

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正式決定!10月から日本人は観光ビザが免除に

2018年8月2日 追記:要件となっていた1000米ドル所持が不要となりました。

saratravel.hatenablog.com



ミャンマー旅行業協会(UMTA)は、観光省の公式文書として、2018年10月から日本国パスポートを所持する者は観光ビザを免除されると発表しました。

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現在わかっているのは以下の通りです。


★滞在期間は30日間まで免除する
★2018年10月1日から1年間試行期間とする
★旅行者は滞在中の旅行費として1000米ドルを所持していること(不要となりました)
★ミャンマー国外へ出国するための航空券を所持していること
★カレン州ミャワディ、シャン州タチレイク、タニンダーリ管区コートーンなど国境ゲートでの入国も同様に適用になる


このうち旅行費1000ドルの携帯というのは現実的でないと思いますが、“その代わりに〇〇があれば良い”となるのではないかと思います。今後分かり次第またご報告したいと思います。 (不要となりました)

いずれにしても、これで日本人の旅行者が増加するのは確実で、来年度を目指しているバガン遺跡世界遺産登録とともに、明るいニュースとなりそうです。ようやくビザ免除となりましたが、長年格闘されてきた外務省と日本大使館さんに感謝したいと思いますね(笑)。

 

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FMI AIRが運航を停止

ミャンマー国内線航空会社のひとつFMI AIRが、一時運航を停止すると発表しました。
ミャンマービジネストゥデイでは、社内体制の再組織化と市況の変化によって将来的に運航を再開するだろうとしています。

www.mmbiztoday.com

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なお、既約分については払い戻しに応じるということですが、FMI AIRの定期運航はしばらく見ていなかった気がしますので、今後の予約についてはごく少ないのではないかと思います。

ミャンマー国内線はエアバガン,エイペックスエアが既に運航を取りやめておりますが、FMI AIRはエアアジアがミャンマー進出の際にパートナーになるのではないかと報じられていますので、その辺が理由かもしれません。

一方、今年は国内線各社とも欠航や時刻変更が相次ぎ、運航の不安定な状態が続いています。
特に、5月~9月のローシーズンは昨年まで2年続いた各社の単独運航がなくなり、エアカンボーザ(AIR KBZ)とゴールデンミャンマー航空の共同運航、マンヤダナーポン航空とミャンマーナショナル航空(MNA)の共同運航のフライトが多くなっています。
ご搭乗予定の方は使用するチェックインカウンターが変更になったりしますのでご注意ください。

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ヤンゴン空港発着ターミナル変更のお知らせ

2018年7月現在ヤンゴン国際空港の国際線発着は、ターミナル1とターミナル2を使用していますが、今月中にほとんどの便をターミナル1(新ターミナル)に移行させる予定だということです。

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現在までにターミナル1発着に変更した航空会社は以下の通りです。

ノックエア DD4230/31, DD4238/39
ベトジェット VJ917/918
ビーマンバングラディシュ BG060/061

8月のANA (NH813/814)便の発着ターミナルもターミナル1となっていますので、来月からは変更となるのは確実です。航空会社によって多少前後すると思われますので、最新の情報をご確認ください。

なおミャンマー国内線はすべてターミナル3を使用していますが、ヤンゴン⇔マンダレー間のMyanmar Airways International運航便についてはチェックインカウンターが変わったりしますのでご注意ください。

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